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Co-musubiのことば

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子どもたちが自らの内側の想いからはじめ、自ら学びをクリエイトする学びのクリエイターとなっていくラーニングコミュニティ。一人ひとりも全体も把握し、創造的な学びの環境をデザインし耕す…
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「Co-musubi のことば」 とは

話す、その先に、聞く人がいる。 問う、その先に、答える人がいる。 人の、その先に、人がいるから、 たがいに語りあい、笑いあい、 学びあい、高めあうことができる。 人と人とが出あい、対話し、刺激しあう ラーニング·コミュニティのなかで、 のびのびと好奇心の翼をひろげ、 ひろびろとした世界へ羽ばたいていく。 そこには子どもも、大人もない。 ひとりひとりが自らの学びを 創り、はぐくむ 学びのクリエイターとなっていく。 「学ぶ」を創り、はぐくむ。 ダイアローグ·ラーニング Co-m

Co-musubiのことば CORE / 創造的に生きる人

人生って、君のものだ。 創造的に生きる人 その子が感じる世界を認め、発見を重ねながら、ひとり一人の未来をつくる 複雑化する世の中で、子どもが幸せになれるような教育をしていきたい。 ▼そんなとき 急激な社会の変化により、教科的教育だけではカバーしきれないことも必要となってきており、このままでは今の子どもたちが新しい学びをしていく機会を逃してしまいます。 教育は検証に時間がかかるため、大規模であればあるほど動きは慎重になりがちです。
また、今後に向けてどんな学びが必要

Co-musubiのことば 1 / 球体で捉える

世界って、複雑だ。 「球体で捉える」 世界を複雑なまま捉え、自分なりに解釈し、考えていける子ども達を育てる Co-musubi は、世界(社会)をその子なりの解釈で捉えていけるようになることを支援しています。

 そもそも世界は、はっきりと切り分けられるものではなく、複雑に関係しあい成り立っており、その中で何をどう結びつけ理解するのかはその人固有のものなので、その子が捉えた世界を大切にしながらのびのびと生きてほしいと考えているからです。 
 Co-musubi の子ども

Co-musubiのことば 2 / 意欲の循環

やる気って、生命力だ。 意欲の循環 一人ひとりの「知りたい!」「楽しい!」を肯定し、その子のパワーにつなげ健やかに育てる Co-musubiは、日々の学びの活動の中で、知的欲求を満たし小さな自信が積み重なるようにすることで、学びを楽しむ意欲がその子の生きるエネルギーにつながっていくようにします。 子どもたちは、日々を愛おしみ、その子自身の感覚や想いを受け止めてもらうことで、エネルギーを消耗せず健やかに成長していけるからです。 

Co-musubiでの対話や学びによっ

Co-musubiのことば 3 / 学びの自立

学ぶって、生き方だ。 学びの自立 自分で気づき、自分で選び、自立し学び続ける人を育てる Co-musubiは、子どもたち一人ひとりが自ら学び続ける人に育つよう環境をデザインし戦略的に関わります。 学ぶということは、優位に立つための手段ではなく、日常を豊かに変え、その人を自由にし、自分の人生を愛する生き方へつなぐ土台であるため、大切に育みたいと考えているからです。
 
見習いたい仲間に触れられる年齢混合の活動とすることで、自らの意志で変容する可能性を残した余白ある環境

Co-musubiのことば 4 / 多次元での学びのデザイン

Co-musubiの学びは、一つのテーマから一人ひとりの興味関心やタイミングなど、さまざまな要因が影響し、個人の学びはそれぞれ多様な方向に進みます。 そして、それら個々の学びがコミュニティに還されることによって、さらに思いがけない方向に広がったり深まったり融合したりします。 継続してコミュニティの中で学び続けているため、緩やかな時間軸の中で、点と点がつながり線となり、やがてそれぞれの球体となり、その球体がコミュニティ内で重なり合って、膨らんでいきます。 そうして、コミュ

Co-musubiのことば 5 / 創造的学び手の視点

サイエンティスト×アーティスト 創造的学び手の視界 多次元情報から生まれるオリジナルプログラムの作り方 Co-musubiのカタリスト(触媒者)は、創造的な学びの環境に身を置きながら、日々のプログラムとファシリテートをデザインしています。 
それはCo-musubiが、一人ひとりが自分らしく幸せに生き、かつ新たな社会のあり方を想定した学びのシステムを重視しているからです。

 例えば、そのためにCo-musubiのカタリストは、多様な立場の人が非営利でかつリモートでプ

Co-musubiのことば 6 / 自分のことば

自分って、根っこだ。 自分のことば 自分のことばを持ち、自分を生きる Co-musubiでは、自分の内側の気持ちに耳を傾け、自分の考えを持ち言葉にできるようにしていきます。

 自分の言葉を持つことは、自分の人生を生きているという実感となり、生命力につながるので、大切にしたいと考えているからです。 

Co-musubiの子どもたちは、正解のない問いについてみんなで意見を出し合うことで、人によって捉え方はそれぞれであり、そのすべてが美しくステキで、多様な考えがあるから

Co-musubiのことば 7 / 他者の視界

思いやりって、行動だ。 他者の視界 それぞれの「私」によって、見える世界が変わる。 「あなた」に想いを寄せて、共に生きよう。 Co-musubi では、子どもたちが他者の立場に立って考え、行動ができるようにしていきます。 エンパシーを持って行動できる人が社会に増えることは、多様な立場の人が共に愛を持って平和に生きていく上で大切なことだからです。
 子どもたちは、Co-musubi のプログラムの事前準備の過程で、「どう伝えたら相手の心に届くかな?」「相手にとってよいこ

Co-musubiのことば 8 / 創造のワクワク

学ぶって、遊びだ。 創造のワクワク 抽象・空想・遊びの中で、子どもの世界が広がり深くなる Co-musubi のプログラムには、子どもの創造的な学びの世界を広げるさまざまな工夫が施されています。 それは、子どもたちが世界を複雑なまま直感的に捉え、自分らしく自由に遊ぶように学ぶことが、その人の魅力や生命力を発揮する本質的な学びになると考えているからです。 
Co-musubiのファシリテーターは、空想的なテーマと自分を接続するような学びにおいて、遊びゴコロをくすぐるキー

Co-musubiのことば 9 / 人生のオーナーシップ

自走って、動と静のスパイラルだ。 人生のオーナーシップ 根拠のない自信を持ち、自分で越えていくために、必要な力を身につける Co-musubiでは、子どもたちの精神的な自立を最終目標としています。
 それは、オーナーシップを持って自分の人生を切り拓こうとするたくましさが、その人の真の自由を支え幸せにつながるからです。 Co-musubiの子どもたちは、まず仮説を立て自ら考え続けることを繰り返します。
 年齢が上がると共に、世界や社会にある解決し難い複雑な課題についても

Co-musubiのことば 10 / 個別の導き

寄り添うって、関心だ。 個別の導き その子の視点で感じ、その子を見極め、一歩踏み出すまで並走する Co-musubiは、子どもたち一人ひとりに関心を持ち、様々な観点から今の状況を感じ取り見極めることで、その子が自信を持って次の一歩を踏み出だせるように関わっていきます。
 次にやることを指示するのではなく、その子自身が、その一歩を自分で発見したと感じられるようにすることで、自分自身で成長してきたという実感をもつことができるからです。 Co-musubiでは、すでに把握

Co-musubiのことば 11 / 大人の学びほぐし

子どもって、未来だ。 大人の学びほぐし 子どもからはじまる学びのために、大人はアンラーンしよう Co-musubi では、子どもの成長を支援するだけでなく、学ぶことに関する親の意識が変わっていくように働きかけをしていきます。 親は子どもの学びの環境のひとつであって、毎日そばにいる親がそれまで当たり前のように信じてきた価値観からシフトし、これまで認識してこなかったものに耳を傾け、観ることによって、子どもたちが創造的に学ぶために適切な関与ができるようになるためです。


Co-musubiのことば 12 / ありのままに育つ場所

コミュニティって、大きな家族だ。 ありのままに育つ場所 個を尊重し優しく開かれた場は、安心してその人らしく成長できる居場所になる Co-musubiは、多様性を理解した人たちが、思いやりを持ち、高い視座で意欲的に楽しく学び合うよう、コミュニティを重視しています。 生きるということは、社会や世界とつながり支え合うことであり、子どもたちの健やかな成長には、
安心して自分でいられる居場所と、自由を考える余白ある成熟した文化が大きく関与すると考えるからです。 
Co-mus