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心が動いたときがチャンス!

こんにちは!
福井の「つながるクリニック」と軽井沢の「ほっちのロッヂの診療所」で勤務しているありーです。

7月学習会の振り返りですが、「健康おせっかい」ベーシック講座の最終回のテーマは「健康のイメージを広くもつ」でした。

健康おせっかいベーシック講座、今回は最終回でした!

動画を見て、自分の心が動いたカードについての各メンバーが振り返る中で、「毎日のうれしい、楽しいを作ろう」というカードについて触れたゆみかちゃんのお話が心に残ったので、みなさんに共有したいと思います。

振り返りの中で、ほっちのロッヂの患者さんで、癌の終末期で訪問診療が開始になったばかりの患者さんの例が挙がりました。

あるとき、医療スタッフとの会話の中で、ほっちのロッヂではお台所さんがランチを作って下さっている事をお話した際に、患者さんからランチの配達はできるのか、尋ねられたそうです。
今までそのような試みはなかったのですが、同席していたスタッフがそのリクエストをその場で受け、お台所さんと相談の上、食器に丁寧に盛り付けられた形で後日ランチをお届けすることができました。
日頃たくさん食べられる方ではなかったので、少量ずつ盛り付けられているランチをとても喜んで下さいました。また、ここのところ娘さんとあまりいい会話がもてていなかったのが、お届けしたランチによって、「おいしいね」と二人に久しぶりに穏やかな時間が流れたそうです。

医師という職業は、患者さんと病気になってから出会うことが多く、時には効果的な医療を提供できない場合もあり、医療だけでは太刀打ちできず行き詰まりを感じることもありました。
おいしいものや美しいもので人を幸せにするお仕事は素敵だなぁと、時々医療職と比較して考えることもありましたが、関わったスタッフの思いが詰まった手作りランチによって、その方の生活に彩りを添えられたこのエピソードを聞いて心があたたかくなりました。
診療の中で目の前の人の「うれしい、たのしい」や、隠された思いである「つぶやき」などに注目することで、診療で出会った方にほっこりとしたお時間を提供することもできるのだと感じました。

そしてそれはブレーキをかけずに思いを受け止め、患者さんに喜んでもらいたいという気持ちを持ったメンバーが集まったからこそ実現できたことなのだと思いました。

患者さんから何らかのリクエストを受けたり、こんなことしてあげられたら、という思いが出てきても、自分の役割に縛られたり、自分の周りの人に迷惑をかけないかという思いが先立って、おせっかいをしたいブレーキをかけてその場では即GO!と言えないかも、というメンバーもいました。

動画の中でも、責任がとりきれないこと、期待されることのプレッシャーから、おせっかいをしたくても最初の一歩が踏み出せない人が多いのではないか、というお話がありました。

でもきっとそんな思いで悩んでいるあなたの周りには、思いに共感してくれたり、実は一緒にやりたいと思っている仲間がいたり、背中を押してくれる人がいるかもしれません。

幸い私の職場には、そんな熱い思いで日々患者さん達に向き合っているスタッフがたくさんいらっしゃいます。そして例に挙げたエピソード以外にも数々のドラマが日々生まれています。

健康おせっかい講座を修了した私達も、いよいよそれぞれの拠点から実践に移す時が来ました。

自分の心が動いたときには「ブレーキをかけない」を胸に、思いを発信し、共感してくれる仲間を募り、目の前の人の「うれしい、楽しい毎日」の実現に向けて自分も楽しみながら動いていきたいと思います!

「健康おせっかい」で世界が愛と希望に満ちたものになることを夢見て・・。

そして今までのnoteをご覧頂いた皆様方が、自分もやってみたい!何かできるかも!と一歩を踏み出せるきっかけになれば嬉しいです☆

(文責:ありー)


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