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つぶやきを拾い、まずはやってみる

コミュニティドクターフェローシップでは月1回オンラインで学習会を行っています。
今回は6月の学習会の様子をお伝えします!

コミュニティナースベーシック講座から、学びを深めています。


まずはここ1ヶ月で自分が発見あるいは実践したコミュニティナーシングのエピソードについて、それぞれが話しました。

印象に残ったのは、訪問診療の場で「希望計画」を立てているというよーよーさんのお話です。
終末期の方の初診時などに、症状緩和など医療での治療計画で安心を保証するとともに、「元気だったらやりたいこと」を聞いて希望計画を立てているそうです。
そういう文化が職場にあるというお話でしたが、それは「言葉になっていないつぶやきがある」「本音にせまる」というコミュニティナーシングの実践でもありました。
このすてきなお話を聞いて、私も自分の訪問診療の場でぜひやってみようと思いました。

今回の学習会での私の最大の気づきは、普段の家庭医としての診療の中でもコミュニティナーシングの実践はできるということでした。

コミュニティナーシングは地域の中で人と人としての関係性の中で行われるもの、という認識が強かったので、私はなんとなく「診療」と「コミュニティナーシング」の場を分けて考えていた、分けなければいけないと思っていたのです。

けれども生活の中で医師として「診療」にたずさわる時間が長く、医師と患者としての出会いが圧倒的に多いのは事実。
その中で相手のつぶやきを拾い、診療以外のおせっかいをすることもコミュニティナーシングなんだということに今回の学習会で(ようやく)気が付きました。

そう考えてみると、私が先月訪問診療の患者さんが外出できるようにおせっかいしたことも、実はコミュニティナーシングだったんだなと、学習会が終わった後で気が付きました。

学習会では、毎回学びや気づきがあります。
ほとんどがこのオンライン学習会でしか顔を合わせることのないメンバーですが、その言葉や実践に背中を押され、またそれぞれの持ち場へと戻っていきます。
そのような仲間ができたことがなによりもこのコミュニティドクターフェローシップに参加している財産だと感じています。

また次の1ヶ月で、それぞれどんな実践と学びがあるでしょうか。
来月の学習会も楽しみです!

(文責:ひとみ)


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