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粉々になった色鉛筆をかぶった夢【#心の柔軟体操】

風邪が治りきらないまま、仕事が立て込んだ週明け。疲れ切ってお布団にたどり着けず寝てしまったことに、朝方の地震で気がついた。

浅い夢の中では、緊急地震速報の警報音がやけに生々しかった。音階がぴったり合っていた。

間口は狭いが、背の高い文具雑貨店にいた。吹き抜けから、あらゆるものが落下してくる。陶器が落ちてきたあたりから、同行者と文字通り肩を寄せ合い、頭を守り揺れが収まるのを待った。

粉々になった色鉛筆が降り注いできた。数えきれないほどの色が、降り積もった。同行者が粉を払ってくれた生成り色のフード付きコートは、さながらキャンバスのごとく彩られた。

綺麗だな、と思ってしまった。同行者も「お」と声を出し、まじまじと眺めていた。よくよく見ると、まるで森や川が描かれているかのようだった。夢の都合良さよ。

「こんな時にすみません、シュールなことして」。開口一番、居合わせた人たちに謝った。私らしい。何もしてないのにね。

日付:2019年10月9日(水)、執筆時間:約25分(手直し5分)、場所:お布団、音楽:風の音

振り返り:眠い。電気をつけたまま、朝を迎えてしまった。

毎日、仕事の休憩時間にエッセイ?を書き続けている方をとてもリスペクトしており、毎日ではなくとも書いてみようと思い立ってみた。#心の柔軟体操 と名付けてみた。本当は心の筋トレにしたかったけど、既出だったので。出勤か退勤時に書ければいいな。

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