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芹沢あさひとストレイライトに生かされている

ねえ 最初の色 憶えている?
出会った空の色

――― シャイノグラフィより

一年前に見たあの色を、忘れないために



芹沢あさひと出会うまで

 1年前、「芹沢あさひ」という女に惹かれて「アイドルマスターシャイニーカラーズ」というゲームに手を出した。

 筆者は「アイドルマスター」というジャンルに関しては765、シンデレラのアニメを流し見していた程度で、今まで真面目に作品そのものに触れたことは無い。

 それまで熱心に追っていたジャンルも一区切りが付いて1年経ち、他に熱中している作品もなく、手を出すにはいい機会だったのかもしれない。なんとなしにアプリ版のシャニマスをインストールした。

 Twitter上で流れてくる情報からの「芹沢あさひ」の第一印象はこうだった。

・ダウナー系
・天才肌
・所謂、ADHD(過集中、多動障害)

 元来、筆者は不幸な少女が好きで、上記理由から親に愛されず、友人にも恵まれず寂しく生きている「芹沢あさひ」を期待して彼女に向き合った。



ファーストインプレッションからの衝撃

 チュートリアルを済ませ(当時は櫻木真乃が固定だった気がする)、芹沢あさひのプロデュースを始める。そこには想像とはかけ離れた軽快で、はつらつとした少女が人目も憚らず路上で踊っていた。

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 今思えば、第一印象と実際の印象の剥離はシャニマスではよくあることだ。だが、初めて受けたそれは大きな衝撃だった。

 『自分が思い描いた「芹沢あさひ」の姿はもしかして虚像ではないか?』…という、自分勝手な不安が頭を過ぎったことを記憶している。

 以降、プロデューサーを通して「芹沢あさひ」という少女を知り、自分の身勝手な妄想の答え合わせをするために「アイドルマスターシャイニーカラーズ」というゲームにのめり込んでいく。

 事前の第一印象通り、共通コミュや朝コミュの彼女を見ると心が揺さぶられる箇所がとても多かった。

下記はその一部

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 芹沢あさひは14歳の中学生だ。283プロダクション以外にも学校という集団に属している。「彼女は同級生からどう扱われているのだろうか…」という疑問は未だに自分の中から絶えない。

 ひとまず、自分の中ではこう結論付けていた。

 wing冒頭で街中で踊っているように、「芹沢あさひ」は周りの目を気にせず生きてきた。それはきっと私生活でも同じで、「学校で同級生からどう見られるか」よりも「自分の好奇心が勝ってしまう」少女だ。

 常日頃から周りからの目を気にする自分にとって、そんな「芹沢あさひ」は強く、大きな存在に見えた。

 「彼女を優勝させてあげたい」という気持ちは次第に大きくなっていく。

wing優勝まで。そして―――

 当時は初心者ミッションなど無く、メロビやサンセット等強いSRを完凸するまでに時間がかかり、wing優勝を初めて見るまで一苦労した記憶がある。

 何度も、何度も、悔しそうなあさひの顔を見た。

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 最初はパフォーマンスのみに拘りオーディションで勝ったことにあまり関心を示さなかった彼女が、プロデューサーに支えてもらい、見守ってもらい、徐々にダンスの技術だけじゃなく色々なことに目を向けてくれるのが嬉しかった。

 だからこそ、初めて彼女を優勝させることができたときの感動は大きかった。

 優勝後、あさひはプロデューサーと初めて出会った場所で自分の気持ちを吐露した。

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 正解と不正解が二重で襲い掛かってきた。

 芹沢あさひという少女は決して強いわけではない。少し、要領が良くて物事の上達の早い、普遍的な少女だ。

 今まで何人の学友が、あさひから距離を置いて行ってしまったのだろう。
 今まで何人の大人が、あさひから目をそらしてしまったのだろう。

 強く、1人でどこまでも飛んでいけると思い込んでいた少女が、一瞬ではかない存在に変わった瞬間だった。

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 シャニPはそんな彼女にしっかりと向き合ってくれた初めての大人だ。だからこそ、彼女は秘めていた寂しさをシャニPに吐露してくれたし、これから待っているたくさんの「楽しいこと」を胸に笑ってくれている。


見つけた「もっと、特別な何か」

 wing優勝シナリオは、1つ含みを持たせて終わる。

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 結論を言うと、この何かは「ストレイライト」のことだ。

 この1年、丁寧で、大胆で、繊細で、刺激的なストレイライトのシナリオを読ませてもらえた。
 Straylight.run()、ファン感謝祭、そしてWorldEnd:BreakDown。

 1人1人が歪な形で成り立つストレイライトの3人が、シナリオを追うごとにパズルのようにぴったり重なっていく姿は美しさすら覚える。

 メイ・ビーにて、自身にできる戦い方で大事なものを守るよう決意した和泉愛依が、WorldEnd:BreakDownにて「ストレイライト」を守るために自身の票数を犠牲にして立ち振る舞ったシーンが好きだ。

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 「自らが最も尊いと思うアイドル像」の表現として「キラキラ」という単語を用いる黛冬優子が、WorldEnd:BreakDownの報酬にてあさひと愛依に対して「キラキラ」という表現をする場面が好きだ。

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 表現の形は違えど、ストレイライトとメンバーに対する気持ちが2人とも変わらないことが大好きだ。

 あさひもそうだ。

 あさひ。

 ずっと一人だったお前が、やっと見つけた「特別な何か」って何なんだ?

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引用元

 これからも、楽しいことをいっぱい見つけてくれ。








 ところでWorldEnd:BreakDownで下記シーンがめちゃくちゃ好きで衝撃だったんですよね。「あ、ここまで踏み込むんだ」みたいな。

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 GRADシナリオであさひの私生活の補足するのかなぁ… でも妄想の範疇だけで留めておきたいからあんまり踏み込んだシナリオやってほしくないなぁ…

 新シナリオ、楽しみですね。

おわり

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