Nepest(ネペスト)という新興カーボンホイールブランドについて
スポーツ自転車、所謂ロードバイクという趣味を始めて様々なブランドを見るようになった。特にInstagramでは欧米からお隣の中国、韓国など数多くのマイナーブランドを目にする。
今回は新興カーボンホイールブランド「Nepest (ネペスト)」について記事を残していく。
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Nepest (ネペスト) とは
2017年にOEM生産を開始、製造ノウハウを蓄積し2022年にNepestブランド設立。正式名称はNepest Sports
中国厦門 (xiamen) に拠点を置くブランド。あらゆる中国のカーボンホイール製造工場は厦門に集中している。日本で知名度のあるElitewheelsやWINSPACEも厦門に拠点を置いている。
これまで日本に入ってくる新興ブランドは設立から10年以上経過している印象がある。この記事は2024年2月に作成しており、Nepestブランドは設立が2022年のため本当に新しいブランドとなる。
製品ラインナップについて
ロード、グラベル、MTBまで様々なカーボンホイールをラインナップしている。この記事ではロードバイク用ホイールの一部を限定して紹介する。
MAUI Wheels With NP Ceramic Hubs (35、45、50)
Nepestの主力ホイールである「MAUI」シリーズは、日本のカーボンファイバー東レT800をリムに採用。リムにデカールは貼らずレーザーエッチングを行うことで余計な重量を増やさない拘り。
最近では一般的になりつつあるエアロカーボンスポークを採用しエアロと軽量化を実現。
ハブについてはNepestオリジナルらしく、36Tラチェットシステムを採用。ベアリングにもセラミックを採用するなど最近の流行りを取り入れたホイールとなっている。
金額は上がるがDT SWISSハブ (DT240) を採用したモデルも用意されている。DT240を採用したモデルのスポークはSapim CX Rayへ変更されている。
ここまでの紹介では最近の中華カーボンホイールブランドから突出したスペックはないが、注目すべきはリムハイトと重量である。
リムハイトは「35mm」「45mm」「50mm」と細かく刻んでラインナップされている。筆者が注目しているのは同国ブランドではラインナップされていない35mmと45mmが用意されていること
まずリムハイト毎の前後ペア重量は以下である
35mm:1235 +/- 30g
45mm:1275 +/- 30g
50mm:1315 +/- 30g
35mmハイトについて
筆者の知る限り、新興ブランドの中で最軽量だったElitewheels DRIVE 40Dの重量1260gを超える超軽量となっている。
DRIVE 40Dと比べリムハイトが5mm違うため「軽いのは当然」かもしれないが、重量よりもリムハイト5mmの違いは登りに大きく影響することをサイクリストは知っているはず。
35mmハイトは今まで経験したことがないヒルクライムをすることができると予想される。軽量過ぎるホイールは平坦の伸びに影響すると思われるのでそこは注意したいところだ。
45mmハイトについて
筆者が一番注目しているのは45mmハイト。過去に別ブランドの45mmハイトを使用したことがあるが、平坦も登りもバランス良く扱うことができるオールラウンドの印象が強い。重量もかなり軽量に仕上がっているので登りもいける万能ホイールのスペックとなっているだろう。
ディープリムの場合、多少重量がある方が平坦は伸びるが、その重量とリムハイトが登りに影響し辛くなるのは分かりきっているため、45mmハイトで1275gはディープリムが苦手な人でも非常に扱いやすいスペックとなっていると予想される。
最近のカーボンホイールの流行りを抑えつつ、レーザーエッチングで綺麗に仕上がったリム、それにエアロのカーボンスポーク、セラミックベアリングなどを採用。より軽量に拘った革新的なホイールとなっている。
UCI認証について
この記事は 2024/02/08 に作成、現時点だとMAUI 35、50はUCI認証済み。45についてはUCIリストが更新されていないのみで実際は認証済みとのこと。UCIのリストが更新されたらNepest公式から何かしらアナウンスがあると思われる。
付属品
予備スポークとワッシャー、それにホイールバッグもセットで付いてくるらしい。これは嬉しい。画像に記載はないがチューブレスバルブとリムテープもセットになっているとのこと。
保証はデフォルトで3年。アップチャージで5年まで延長可能となっている。
より詳細な情報を知りたい場合は MAUIホイール製品ページ を見てほしい。他にも AIMシリーズ や、SPEEDNシリーズ も用意されているので気になる人はNepest公式ページの確認を
品質について
しっかりしている新興ブランドの品質が良いのは既に筆者があれこれ言うまでもないと思う。これまで様々な新興ブランドの製品を見て触って使用してきたが、品質についてぶっちゃけ大手ブランドに負けない、寧ろ大手ブランドよりも品質に力を入れている印象が強い
Aliexpressでお安く購入できるようなブランドの製品について筆者はレビューしたことはないが、自社で品質を管理し、OEM時代の経験を活かしたブランドであり、自前で専用ドメインと公式サイトを用意し、SNSで情報を発信しているところは信用してもいいのかなと個人的に思っている。あと日本開催に限らずイベントに出店するなど、そういう資金力にも余裕のあるブランドが筆者としては安心する
衝撃耐性テスト動画 YouTube
サイクルモード東京2024に出店
どうやらサイクルモード東京2024にブースを出店するらしい。詳細はわからないが製品を実際に見ることができる良い機会になるかもしれない。
過去には EURO BIKE 2023 にもブースを出店していたようだ。日本で露出するのは今回初めてなので、多くの人に見て触れてほしいと思っている。
海外YouTubeにレビュー動画
海外の有名なYouTube配信者から既にレビュー動画が公開されている。日本市場のプロモーションに力を入れる可能性があるので、今後日本でも露出してくると思われる。
上の投稿者は筆者も良く見ている。
Instagramで期間限定プレゼント企画中
Instagram内で期間限定プレゼント企画を行っている。どうやらホイールバッグや割引率の高いクーポンが当たるらしい。興味がある人は応募してみてください。
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2/8 〜 2/18 (00:00 UTC/GMT-8) まで
詳細はInstagramの投稿を確認。Instagramアプリなら投稿をそのまま翻訳できます。
スポンサーシップや代理店について
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ご注文について
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最後に
これまで様々な新興ブランドの製品を使用したりしてきましたが、最近の中華ブランドは本当に凄いと思っています。一昔前よりも一般に受けるようになってきているのはちゃんとした理由がありますね。
私はNepestのホイールはまだ使用していませんが、他YouTuberのレビュー動画を待ちましょうw
ここまで見ていただきありがとうございました。またここのブログも見てください。
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