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あなたは普段どんな「問い」を持っていますか。【研究員の想いvol.3】

インターン生の想いシリーズ、今回の執筆はしーみーが担当します。
簡単に自己紹介すると、普段人づくり・場づくり・組織づくりをテーマに、コミュニティの運営からワークショップや授業の運営、コーチングなどの対人支援を行っています。そんな人の成長や生き方に携わることが多い自分が大切にしてるのが、今回のnoteのテーマである「問い」です。


私にとっての「問い」

Compathのミーティングでも、問いの時間があります。チェックインでお互いの近況や状態をシェアした後、一人一人が普段抱えている問いを出し、話し合います。他の団体でも、問いミーティングをしたり、答えを出すより問いを出そうというカルチャーがあったり、問いシートを作ってたりもします。

そんな問いまみれの自分も、今回このnoteをきっかけに改めて「なぜ人生に問いが必要なのか」を問われ、問いのパーパス(存在意義)について考えてみました。

問い。
それは、自分を研ぎ澄ますもの。
また、あなたらしさを引き出すもの。

ちょっとカッコつけました(笑)
でも、本当にそうだと思っていて、これを少しかみ砕いて説明できたらと思っています。


問いは自分を研ぎ澄ますもの。

そもそも自分は、常識とか、当たり前とか、正論とかあまり好きではなくて…。当たり前って本当に正しいのか。正論って誰にでも当てはまるのか。常識が人を苦しめるのではないか。そんなことを考え、たった一つの正解がないこの世界で、自分なりの答えを見つけていく必要があります。そしてそのプロセスには必ず「問い」が現れます。

問いを重ねると、自分の哲学が生まれます。
私はこう思う。だって〇〇だからと、根拠をもって主張ができるようになります。さらに問いを大切にしている人は、その主張を他者に押し付けません。自分の考えをしっかりと伝え、人の考えに耳を傾け、尊重し合う。問いはそんな素敵な世界を作ってくれます。

問いはあなたらしさを引き出すもの。

問いほどお互いのことを知れるツールはありません。
あなたが問いを今出すなら、どんな問いが出ますか。初めての人には難しいと感じるかもしれないが、慣れてくると毎日出ます。

例えば、
・自分らしさを貫くことは、マネジメント層を悩ませるだけなのか?
・弱みを補える良い組織は、個人の成長機会を疎かにすることになるのか?
・大人になることで得られるものと失うものは?

以下の問いを見ると、問いた人がどんな人か少し見えてきませんか。
組織とか、成長とか、人間関係とかに関心がありそう。問いを出せばその人の葛藤、課題、興味など考えていることが自然と映し出されるのが面白いところです。

さらに、問いに対しての考えを話すと、よりその人の考えが反映されます。
「いい組織とは」という問いに対して、仲が良く親友みたいな関係性の組織という人もいれば、喧嘩をする組織という人もいれば、ビジョンが共有されている組織と答える人もいます。この違いには、それぞれの価値感や歩んだ人生が影響されていて、そこをさらに聴いてみるとよりその人のことが知れる。つまり、問いを出すことも、問いを深めることも、その人のことを理解するのにとっても役に立つのです。

問いのおかげで

問いを大切にするようになったのも実はここ一年の出来事。
でもだからこそ、問いのエネルギーや恩恵をたくさん受け取ってきました。その効果を少し考えてみると大きく2つの変化が。

①私は私で生きていく道を作ることができた。
②あなたをあなたとしてより理解することができた。

こればっかりは口だけの説明では伝わりきらないものなので、是非日常生活をしてみるといつかは共感してもらえると思います。それでは最後に問いかけで締めたいと思います。

あなたが人生で大切にしたい問いはどんなものですか?

執筆者:しーみー

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