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「宇宙戦艦ヤマト2205」冒頭14分について

こんにちは。マンゼです。

これが初めての記事となりますが、今回は10月1日にBANDAI NAMCO Arts Channelにて公開された「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-」の冒頭14分(15分では?)についての記事となります。

noteを始めたのが遅かったこともあり、劇場公開前までに急いで書き上げました。誤字・脱字などがあるかもしれませんがご了承ください。

さて、この宇宙戦艦ヤマト2205の冒頭映像を視聴して気になった点を自分なりに書いていこうと思います。2199と比較したときの矛盾点などのツッコミやダメ出しが中心となってしまいますがご了承ください。

まず、このシーンからです(1分01秒)。

スクリーンショット (3)

「無限に広がる大宇宙・・・」から始まるデスラー総統のセリフですが、最後に「そうは思わないかね、ボラー連邦の諸君」と締めくくっています。

このシーンではデスラー総統は資源惑星の一つであるガルマン星を自分(ガミラス)に割譲してくれとお願いをしているのにも関わらずボラー連邦に対して「諸君」呼ばわりしているのには違和感を感じました。

2199でのデスラー政権の崩壊や2202のガトランティスの侵攻などによってガミラスの勢力は2199開始時よりも確実に弱くなっているはず。軍事力では劣ると思われる相手に対してこの口調はないんじゃないでしょうか(マジレスすると2202第1話冒頭でのズォーダーからテレサへの呼びかけをセルフオマージュしているのですが)

次のシーンです(1分20秒)。

スクリーンショット (4)

このロシア風とガミラス風を掛け合わせたような教会良いですね。ボラー連邦に占領されているガルマン星を象徴しているデザインだと思います。

ところで、この教会の上に居る宇宙船、最初はガルマン艦かと思いましたが、ヤマトⅢに出てくるボラー連邦の大型空母のようです。

次のシーンです(3分22秒)。

スクリーンショット (8)

このシーンは予告にもありましたね。デスラーの青いゲルバデス級が爆発してボラー軍を攪乱するシーンです。

この自爆によってボラー艦の指揮が取れなくなっているようですが、教会の真上に鎮座しているボラーの大型空母や、この後のシーンに出てくる地上に停泊しているボラー艦には影響していないようなので大気圏内を透過しにくいエネルギー波を放出しているのでしょうか。

次のシーンです(3分51秒、3分55秒)。

スクリーンショット (9)

スクリーンショット (10)

自慢のデスラー戦法で空間雷撃機ドルシーラがボラー艦を奇襲するシーンですが、明らかに作画ミスですね・・・。シーンによってボラー艦のビームの色が緑色だったり赤色だったりしています。

内容が酷評されがちな2202でも省エネ作画は多かったものの、これほどまでに明確な作画ミスはなかったと思うのですが、もしかして実は作画ミスじゃなかったりするのでしょうか()

10月8日からの公開時には修正されていることを願うばかりです。

次のシーンです(4分00秒)。

スクリーンショット (14)

ドルシーラによる奇襲攻撃ですが、やはり2199の七色星団海戦とは違った印象を受けますね。2199では旧作同様にヤマトの左右を挟み込んで攻撃したりと重厚な印象だったのですが、このシーンではスヌーカ並みの機動力を示しており、また違った印象を受けます。

2199からエンジンが進化して高機動力を備えるに至ったのかは分かりませんが、個人的にはこのシーンのドルシーラはもうちょっと重厚な感じにして欲しかったです。

次のシーンです(4分15秒)。

スクリーンショット (11)

「食い破るぞ、行けー!」とバーガーが叫んでいるシーンですが、「行けー!」ってセリフは何か違和感を感じます。

「前進!」とか「攻撃!」なら違和感は感じないのですが、もう少しカッコいいセリフを言って欲しかったですね。

ところでこのシーン、「ヤマトという時代」で公開された際にはバーガーが空母の名前を叫んでいたと聞きましたが、その時から修正されたのでしょうか(映像は完成していたためその空母名が「行けー」というバーガーの口の動きにあったセリフに変更されたという可能性もありそうです)。

次のシーンです(4分16秒)。

スクリーンショット (15)

砲塔を装備し、突撃する大義名分を得たランベアです。

2202ではバーガーはあろうことか先頭に三段空母を出してジェノサイドスレイブ(黒いゴストーク級)に串刺しにされていましたが、バーガーの戦法は変わらないようです(カッコ良いから良いですが笑)。

ところでこれらのガミラス艦はいつ頃ガルマン星に到着したのでしょうか。奇襲攻撃なので他のガミラス艦は離れた宙域に待機していて、ドルシーラに引き続きワープアウトしてきたというのが妥当だと思うのですが、ガミラス艦がワープアウトしているシーンが無いので何とも言えません。

次のシーンです(4分25秒)。

スクリーンショット (18)

タランが「戦闘機隊(機体?)、発進せよ!」と指示をしているシーンです。

この指示によりスヌーカが出撃していきますが、スヌーカは攻撃機であって戦闘機ではないというようなツッコミをいくつかTwitterで見かけたので調べてみたところ、以下のような違いがあるようです。

戦闘機:ミサイル・火砲などを備えた高速の小型軍用機。敵機への攻撃、味方の大型機の護衛、空中哨戒(しょうかい)、地上戦闘支援などの任務を遂行する。
攻撃機:敵の地上目標や艦船の攻撃を任務とする航空機。

(デジタル大辞泉より引用)

確かにこれらの違いに着目するとこのシーンでのスヌーカは「攻撃機」と言った方が正しそうです。

次のシーンです(4分32秒)。

スクリーンショット (17)

デウスーラⅢ世の瞬間物質移送機により画面奥からワープアウトしてくるスヌーカたちです。

よく見ると画面右にデウスーラⅢ世がいるのでこのデバッケは超短距離ワープをしたことになります。

瞬間物質移送機は非常に大量のエネルギーを使用するのでこのような超短距離のワープをさせるよりも、普通にデウスーラⅢ世を発進後、左旋回した方が明らかに効率が良いはずなのですが、なぜこのような戦法を取ったのかは謎です。

(例えば、2199の七色星団海戦ではドメラーズⅢ世が瞬間物質移送機を使い過ぎたために、イオン乱流に巻き込まれる直前には主砲の威力が大きく下がっている描写がされています。)

次のシーンです(4分41秒)。

スクリーンショット (19)

砲撃するデウスーラⅢ世です。画像だと伝わりづらいので映像を直接見て頂きたいのですが、このシーンの画面右にある副砲?のビームの速さが明らかに他のビームより遅いんですよね・・・。

初見でも結構目に付いたのですが、致命的なミスではないので特に修正されない気がします・・・。

次のシーンです(4分55秒、5分07秒)。

スクリーンショット (20)

スクリーンショット (21)

複数隻の次元潜航艦が地上に停泊しているボラー艦に対して魚雷(ミサイル?)攻撃を仕掛けているシーンです。

2199では次元潜航艦は次元境界面からプローブを出していましたが、このシーンでは地上に空いた穴から直接プローブを出しているようです。

この次元潜航艦ですが、水中にいるようなのでもしかして次元潜航艦ではなく、ただの潜水艦なのでしょうか?

次のシーンです(5分49秒)。

スクリーンショット (22)

デスラーによって首輪のロックが解除されたガルマン人たちが次々に首輪を外していきます。明らかに金属でできている首輪を片手で引きちぎるとかガルマン人は怪力揃いですね()

本当にこういうツッコミどころは可能な限り減らしていただきたいです・・・あまり目くじらを立てても仕方ないですが。

次のシーンです(6分43秒)。

スクリーンショット (23)

このシーンにある親衛隊カラー(青色)のガミラス艦は、2199では目玉部分はピンク色に発光していたのですが、ここでは通常の緑色のガミラス艦と同様にオレンジ色に発光しています。細かいですがここも修正されるのでしょうか。

次のシーンです(8分51秒)。

スクリーンショット (24)

ヤマトコールの響く中、土門竜介が高速道路で負傷している男性(父親でしょうか?)を介抱しています。

土門の父親は旧作ではヤマトⅢにて太陽観光船とガルマンガミラスの惑星破壊プロトンミサイルとの接触事故により亡くなりますが、今作では違いそうです。

このシーンにより土門がヤマトに対して恨みを持つようになったことはほぼ確実なのですが、ヤマトの帰還がどのようにこの事故に繋がるのかが予想が付きません。

父親がヤマトの帰還に見とれていて前方不注意で自損事故を起こした・・・みたいな逆恨みだけはくれぐれもやめてほしいです笑

次のシーンです(13分03秒)。

スクリーンショット (27)

ヤマト配属に関して茶化してきた相手に激高する板東平次です。旧作のヤマトⅢに出てくる土門竜介は古代とも取っ組み合いをするような熱血漢なのですが、旧作の土門のキャラは2205では板東平次が受け継ぐのでしょうか。

次のシーンです(13分32秒)。

スクリーンショット (30)

太田がゴリラポーズをするという謎行動をしていますが、それよりも気になるのは予告編で散々指摘されていた南部の制服の作画ミスです。ガミラス星の焼け野原具合よりもこっちのシーンを修正すべきなのでは・・・。

ところで、先日、新宿へ行く用事があったのでついでに新宿ピカデリーに寄ってきました。

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これは10月10日まで新宿ピカデリーに展示されている宇宙戦艦ヤマトの模型なのですが、所属が「EFCF(Earth Federation Cosmo Force)」ではなく「UNCF(United Nations Cosmo Force)」のままですね。

コスモハウンド用(と思われる)発進口が付いていたことから2205仕様のヤマトであるはずなのですが、冒頭14分の作画ミス含め、2205は色々と詰めが甘いように思います・・・。


さて、ヤマト愛ゆえ、ここまで散々ツッコんできましたが気分を害した方がいましたら申し訳ありません。

2205への期待度は総合すると60%くらいですので、10月8日まで事前情報を眺めながら期待と不安を抱えつつ過ごしたいと思います笑

記事の中の間違いやその他意見などがありましたらコメントして頂けたら幸いです。


長文となりましたがこれで以上となります。

それではまた今度。

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