2020年の振り返り<コロナと診断士>(初投稿)

新年あけましておめでとうございます。年の初めに合わせてぼちぼちと記事投稿を初めたいと思いますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

弊社は中小企業診断士事務所として、研修・セミナーと経営支援を行っておりますが、昨年は、よくも悪くもコロナに振り回された1年でした。これまではMG(MQ戦略ゲーム)研修をメインで手掛けていましたが、参加者が半分程度になり、ご参加いただいた皆様にも感染対策でかなり不便な思いをさせてしまいました。

MG(MQ戦略ゲーム)は参加者それぞれが社長となり、1卓6人でテーブルとゲーム盤を囲んで経営を行う形式のため、オンラインへの切り替えが難しい研修となっています。

そのため、これまでは複数人の社員をお送りいただいた企業様や定期的にご参加いただいたリピーターの多くがご参加を見合わせる事態となりました。

逆に、経営難の時期だからこそ学ばなければ!というご新規の参加者も増えており、それぞれの企業の置かれた環境でコロナへの対応も変わってくるのだな、と感慨を受けました。

1月23-24にも金沢でMG(MQ戦略ゲーム)研修を予定しております。感染対策を取り、人数を絞って開催予定です。興味がある方はこちら(こくちーず)をクリックしてご確認くださいm(_ _)m>

一方、経営支援の方では新しい仕事が増えています。

持続化給付金や県の感染拡大防止対策支援金など、公的な補助制度が数多く用意されましたが、これに伴い中小企業診断士には大きく2種類の業務が発生しました。

各種支援制度(給付・補助・貸付等)の相談を受け付ける相談員業務と、補助金申請書類に関する業務(申請者側での作成サポートや受付側での審査補助)です。

私は石川県内の市町村と商工会議所でご縁をいただき、夏ごろから半年ほどお手伝いをさせていただきました。来訪者からのご相談を受けるという点では同じなのですが、相談件数でいうと圧倒的に商工会議所が多かったです。各所の商工会議所が補助金関連の執行事務を担っているからという理由もありそうですが、やはり企業の担当者様は自然と商工会議所に足がむくようです。(逆に、個人で支援が必要な人は市町村の窓口に来ることが多かったです。)

なので、ゆっくり経営相談したい方は商工会議所でなく「市町村の相談窓口」へ行かれることをオススメします!

昨年からの給付金・補助金については順に締切期限が来ていますので、補助金関連業務は今後一段落しそうです。しかし、ワクチンが行き渡るには半年から1年程度は掛かりそうですし、給付や貸付で何とか生き延びている企業が徐々に行き詰まるケースも今後増えるように思います。

中小企業の経営をサポートする診断士として、今年は何が出来るのか、昨年以上にアンテナを張って取り組みたいと思います。


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