飲み会で思うこと
社会人となって早数年。
入社する前は「そんな大したことないっしょ」と思っていたけど、実際に体験してみると結構嫌だったことがあります。
それは会社の飲み会。
他の会社を経験していないので、比較はできませんが、私の所属する会社では頻繁に飲み会が開催されているように思います。
花見、歓送迎会に忘年会、プロジェクトの達成毎の打ち上げ、本社または他支店からのお偉いさんが来た時の懇親会など…
私自身はお酒は好きなので、入社した当初は案内があればホイホイ参加していたのですが、回数を重ねる毎にだんだん嫌になって、今では会社の飲み会は大嫌いになりました。
理由は以下の通りです。
①お金と時間が吸い取られる
私のいた部署では、一次会2時間飲み放題で4,000円、二次会はフリータイムのスナックで3,000円、終電過ぎれば家までのタクシー代2,000円、家に着くのは日付が変わってからという有様でした。
遊び好きの先輩に付き合えばさらに上乗せされます。
こんなことを新入社員の頃からなかば強制じみた感じでやらされていました。飲み会の頻度は多い時で月3、4回ありました。
新入社員の手取り額を考えたら、頭おかしいですね。
上司や先輩の奢りもあるにはありますが、ほとんどは自腹です。
昔は「誘ったんだから上司や先輩が全額出せよ。カッコ悪い」と思っていましたが、彼らもひとたび会社を離れると、お小遣い制のお父さんだったりするので、なんとも言えません。
とにかく出費は多く、飲み会のペースと給料のバランスが取れていない印象です。
②飲み会を神聖視したがる人たちの存在
弊社は部署間での調整業務が多く、また転勤や異動も多いです。そんな弊社では、「顔を売る」という名目で懇親会に参加されられます。
「いずれ本社に行くんだから、いろんな人に顔を売っておいた方がいいよ」
「飲み会でのつながりが仕事の財産になるんだよ」
入社してから何度も耳にした言葉です。これを言う人の多いこと多いこと。
最近はこれを聞いても乾いた笑いしか出てきません。
当然ですが、飲み会に行ったことで、私の給料が上がったり、時間外が減ったりということはありませんでした。費やした金額以上のリターンはないですね。
年号も令和になりましたが、弊社では飲み会は仕事の延長であるという認識は変わらないようです。今の会社を動かしているのは昭和を生きた方たちなのですから仕方ないことなのかもしれません。
③幹事という重荷
「飲み会の段取りが悪いやつは仕事もできない」
弊社ではしょっちゅう言われています。
段取りや調整はどの仕事でも必須なので、言わんとすることはわからなくもないですが…
ちなみに弊社の飲み会の幹事の仕事で思い浮かぶのは
・会場の選定
・参加者への周知
・偉い人の挨拶の依頼
・会費の集金
・周りを観察しての飲み物注文の御用聞き
・お開きにするタイミング調整
・二次会会場の確保
・タクシーの手配
などでしょうか。
そして必ずイチャモンをつけてくる輩がいます。
周知が遅い、〇〇課長は日本酒がお好きなのに日本酒の種類が少ない店を選んでる、開始時間は18時30分じゃなくて18時にしろ、などたくさんあります。
若手の時に幹事を押し付けられて、周りからのイチャモンをつけられ、幹事の任から解放された若手はイチャモンをつける側に回る。そんな悪循環が繰り返されています。
こんな中で幹事を率先してやりたがる人なんているんでしょうか…これをやって期待できるのは前述の「顔を売る」程度です。
本当に誰か買ってくれているんでしょうか。
これからの人たちには是非会社の飲み会という負の遺産を破壊してくれることを切にねがいます。
以上、飲み会について思うこと、でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?