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サイボウズ株式会社 青野慶久

グループウェアだけでなく、クラウドサービスを手がけるなど、長らくIT業界の第一線に立ち続けるサイボウズ株式会社。そのサイボウズ株式会社で代表取締役社長を務めるのが青野慶久さんです。青野慶久さんは1971年6月26日生まれ、2020年で49歳を迎え、愛媛県今治市の出身です。

青野慶久さんの会社「サイボウズ株式会社」

サイボウズ株式会社は、企業内で情報共有を行うために必要なシステムを作るグループウェアの構築を手がけている会社です。1997年に創業されると、1999年にサイボウズOffice4のヒットで有名となり、2000年には株式上場を果たします。その後ITバブルの崩壊などもあり、一時は苦しい局面に立たされますが、グループウェアに特化した経営がなされ、2007年9月には国内シェア1位となります。国内シェア1位に貢献したサイボウズOfficeは、口頭やメモなどヒューマンエラーが起きやすい話、意思疎通などを1つのパッケージから行えるもので、タイムカードやスケジュール、掲示板など、ありとあらゆる機能が備わっています。中小企業を中心に利用され、累計導入6万5000社を突破している状況です。

青野慶久さんの社長としての役割

青野慶久さんは2005年に社長となりましたが、会社の買収で事業拡大を図るも、ことごとくうまくいかず、会社の雰囲気も悪く、ブラック企業のような状態になってしまいます。ベンチャー企業のようなやり方はもう難しいと考え、離職率を下げるための方策を打ち出します。社内で競争を促す制度から長く安定的に働いてもらえる制度への転換を行い、最大6年間の育児休暇制度などサイボウズならではの福利厚生策を作り続けました。風通しがいい会社としても知られるようになります。その背景には、サイボウズが経営的に厳しくなった際に、このままではいけないと全てを転換させようとした青野慶久さんの英断がありました。

青野慶久さんに対する感想

青野慶久さんは現在、夫婦別姓問題で声を上げ続けるなど、少しでも効率的に、無駄のない社会に、多様性あふれる社会にしようと社内外でメッセージを発信し続けています。これだけの発信をし続けられるのは、青野慶久さんにあるバイタリティが人並みはずれているからです。育児を優先するような会社が強いところを見せたい、そのように語る青野慶久さん、その言葉に背中を押されるように、多くの企業が追随しつつあり、世の中は間違いなく変わろうとしています。

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