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榎本善紀 京楽産業社長~ぱちんこを通してよろこびや発見

日本が生んだレジャー、遊戯は数多く、特にギャンブルに関しては、世界中で遊ばれているカジノとは別に発展を続けてきました。その中でもパチンコパチスロは基本的に日本で発展を遂げた遊戯とされています。

その遊戯であるパチンコパチスロの発展をここまで支えてきたのが京楽産業株式会社、代表取締役社長は榎本善紀さんです。京楽産業株式会社のホームページでは、「ぱちんこを通してよろこびや発見、感動する事のドキドキするようなSURPRISEといつも皆様にお届けしたいと考えています」と書かれています。榎本善紀さんが考えるこれらのメッセージの真意についてまとめました。

MORE SURPRISE!!

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榎本善紀さんが社長を務める京楽産業株式会社ですが、合言葉があります。それが「MORE SURPRISE!!」です。メッセージの中にもあったように、パチンコを通してSURPRISEを届けたいという思いが出ています。

1日で完結するインターンシップでは、開発部門で働く人向けに、会社説明やパチンコ市場の現状説明の他、実際に京楽のパチンコ機やスロットを打ってもらう他、プレイした台の続編を考えることを行います。そして、その企画に関するプレゼンを行い、社員からフィードバックを受けて終わりです。ここでいかにわくわくする台を作れるか、企画を打ち出せるかの勝負になります。

もちろんたった1日ですべてが分かるわけではないものの、多くの驚きや発見、わくわく感を演出できるのか、そのあたりが問われます。

榎本善紀さんが考える新しいパチンコ

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榎本善紀さんは、業界関係者が集まったパネルディスカッションにおいて、射幸性が押さえつけられている現状で、いかにゲーム性を高めるか、面白いものを作るか、それがないとどんどんファンが離れていくという危機感を吐露しました。現状パチスロでは、1回の大当たりで2400枚が上限となっており、それに対する不満がユーザーの中で高まっています。出玉感を出そうとすれば何かが失われる、当たりを求めれば出玉感が失われる、このせめぎ合いが続いており、危機感を抱いていることは明白です。若者に参加してもらいたい、榎本善紀さんはそのように考えているはずです。

榎本善紀さんは、ハードをどのメーカーも同じものを使い、ソフトを入れ替えることでリニューアルをすればよく、そこからアップロードをしていけばいいのではないかという考えを持っています。現在のスマホゲームのような仕組みを持つことで若い人に受け入れられるのではないかと考えました。

マンガで分かる京楽の考え方

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京楽産業株式会社の採用ページでは、パチンコ台の開発物語をマンガにしたものがあります。当時大ヒットを飛ばした必殺仕事人のパチンコ台の続編を作ってほしいと榎本善紀さんから指示を受けます。パチンコの枠だけで665点のデザインがあるなど機種作りは大変な中、榎本善紀さんからは色々な注文が入ります。特に難儀したのはスペックに対するモノで、確変の割合、出玉など開発する側にとっては高いハードルが突き付けられました。そして、榎本善紀さんは、思いついていないところに気付けるか、可能性を見出すのが開発の醍醐味であるとは発破をかけ、みんなで最高の台を作ろうと気合を入れます。

その中では、1度榎本善紀さんにチェックをお願いし、ダメ出しも受けています。その漫画の中では、想像を超えた驚きでなくてはならないと語られており、これが京楽の考え方です。つまり、どのメーカーでも考えられるものではなく、京楽だからこそ思いついたものでないといけない、それが榎本善紀さんの考えであり、京楽の考えでもあります。その後、京楽の代名詞であり、パチンカーが誰もが絶賛したエアバイブの導入もあり、必殺仕事人の新台は大ヒットを飛ばします。

困難な状況だからこそ燃える榎本善紀さん

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先ほどのマンガであったように、並の台を作り、その中で面白くさせるのではなく、今までなかったものを生み出していく、これが京楽のやり方です。パチンコパチスロは射幸性の制限が数年おきに変わり、その都度新機種の設計が変わっていきます。この変化のタイミングに強いのが京楽であり、2000年代前半にライバルを圧倒したのはその部分でした。困難な状況であればあるほど燃える、それが榎本善紀さんの魅力であり、今日まで京楽を強いリーダーシップで引っ張ってきた要素と言えます。

まとめ

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京楽はわくわくさせるものを常に提供し続ける、そんなイメージを多くのパチンカーが持ちます。ライバルよりかなり遅くパチスロ業界に参戦した時は、パチンコのPフラッシュをパチスロに持ち込み、スロッターからも絶賛されました。独自のスペックは多くの人を感動させてきましたが、今後もその傾向は変わることがないでしょう。

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