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畑の害虫どうしてますか?防虫ネット張り方のコツ。

その名の通り虫から大切な作物を守る「防虫ネット」は、畑だけでなくプランター栽培でも大活躍!また、虫からだけでなく、種まき後の種子を鳥などからも守ってくれます。一年中大活躍の防虫ネットの張り方をご紹介します。正しい張り方を身に付けて、しっかり効果を出していきましょう。コツをつかめば誰でも上手に張れるようになります!


防虫ネット選び

防虫ネットは幅や長さが家庭菜園向きのものから、農家が使うような長さと幅が大きなもの、網目の細かい荒いなど、バリエーションは様々。畑で使う防虫ネットだけでなく、ベランダやプランター栽培向けにカスタマイズされた装着しやすい便利な防虫ネットもあります。


防虫ネットの張り方

では、防虫ネットの張り方をご紹介していきます。風が強いとネットが風で流されて作業が大変なので、天候を見て効率よく進めていきましょう!


①ネットを張る畝に支柱を立てる
畝の周りにネットの支えとなる支柱を50〜80㎝間隔でアーチ状に立てていきます。間隔が狭いほど強度が高くなるので、雪や風の影響を受けやすい地域・季節では狭めの間隔がおすすめです。支柱はただ挿していくだけで立てることも出来ますが、事前に支柱を挿すための下穴を開けておけば均等に立てられ、仕上がりが非常にキレイでしっかりとしたものになります。支柱はグラスファイバーや竹、鋼管などの種類があります。強度を高めたいなら鋼管支柱、安価で手軽に作業をしたいならグラスファイバー、など状況によって使い分けましょう。また、下穴を開ける専用の道具もあるので、頻繁に防虫ネットを張る方は準備しておくと便利ですね。


◉強度を強くしたいなら…
鋼管支柱で間隔を狭くする

◉畑の近くに竹があるなら…
畑の近くの竹をカットしてタダで利用!

◉低コスト&手軽さを選ぶなら…
グラスファイバー(間隔を狭くすることで強度UP!)


②防虫ネットに支柱をかぶせる
支柱を立てたら防虫ネットを支柱にかぶせ、端を固定杭(Uピン杭など)で固定します。このとき風が強いとネットが風で流れて作業がとても大変なので、穏やかな天候を選ぶことがおすすめです。


③ネットのすそに土を寄せて押さえる
杭で固定出来たら、ネットのすそに土を寄せ乗せていきます。防虫ネットと支柱がしっかり密着するように土を乗せて固定していきましょう。小さな隙間からも虫が入り込んでくるので、絶対に隙間を作らないことが重要です!


④ネットを支柱に固定する
「トンネルパッカー」や「誘引クリップ」などでネットの上から支柱を挟み固定してズレを防止します。「トンネルパッカー」を使う場合は支柱の太さに合わせてサイズを選びましょう!


防虫ネットを張る時の重要ポイント!

①隙間を作らずしっかり張る
せっかく苦労して防虫ネットを張っても隙間があれば必ず虫が入り込みます。丁寧にしっかり張ることで防虫ネットの効果を高めましょう。


②地域や季節に合わせて強度対策をする
支柱の種類や立て方により強度が決まります。風や雪が心配な季節や地域では、強度の高い支柱を選び、支柱の間隔を狭めて強度対策をしていきましょう。


③作物に合わせて支柱の高さを決める
作物が成長してネット内がパンパンになってしまわないよう、栽培する作物の高さに合わせて支柱の高さを決めましょう。後から支柱を立て直すのは大変です。


一見難しそうに見える防虫ネット張り。でもコツを掴めば誰でも上手に張ることができます!重要ポイントをしっかり押さえて張ることで、大事な作物をしっかり守って育てていきましょう。


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