同調圧力の正体と処方箋

日本は同調圧力が強くて息苦しい
そんな話をよく聞く。
確かに周りの目が気になって、、、という人は多く、ひどく悩んでいて辛そうだ。

他称サイコパスの私は実のところ
よくわかっていないのだが
心理学的に分析した結果を記したい。

同調圧力とは、共感能力至上主義による弊害である。

日本においては、共感能力というものが重視される。
よくも悪くも日本は全体主義的で、個人の考えや行動は、
ある集団において正しいとされている規範(=常識)に抑圧される。
ある人が意見を述べた際によくきかれるのは、
それは変だ、おかしいといった善悪判断や
正しくない、といったような正義の判断
が返答される。
これはつまり人の考えの前提を勝手に自分と同じであると思い込んで
批判をしているのである。
その人にとっての快不快で判断しており
それに反していれば、ひどい人間だ、その集団に相応しくない
と言って攻撃を開始するのだ。異物を排除しようとする。
つまり論理の確からしさよりも感情で物事を判断しており、
それが人間的であり、素晴らしいことであると思っているのだ。
これが共感能力至上主義の弊害という理由だ。

しかし、例えば外国人と話していると、
なぜそう思うのか?
という反応が多いように感じる。
これは、個人の持つ考えの前提条件が異なることを認識した上で
それがおかしければその部分の善悪を判断しようとする動きだ。

もちろんどちらが絶対的に正しいということはない。
どちらも人間の一面である。
過去インターネットがなかった時代においては、
集団の価値観は十分に共有されており、それを前提に話を進めることは
有益であったと思う。
しかし、この情報が溢れた時代においては
個人の価値観は多様性に満ちており、
昔の日本のようなやり方は機能不全を起こしているのだと思う。

ではどうすればいいのか?

自分が感情的に人を判断するのをやめることだ。
私の周りは不思議とそういう人が少ない。
たぶん私がそういうことをしないからだと思う。
類は友を呼ぶという言葉があるが、私はこれは結構当たっていると思う。
善悪や正義を他人に押し付けない。
価値観の違いをうけいれる。
その人がそういった価値観であるのには何か理由があるはずだ。
それを理解してあげよう。
そうすればその人も変わるかもしれないし、
ひょっとしたらあなたの方が間違っているかもしれない。
そういう態度を続けていれば理解のある人ばかりが周りに増えてくる。
そうすれば心を開いてありのままの自分で入れることも多くなるだろう。
意固地にならずに価値観を受け入れる姿勢が大切だ。
世界的にも多様性の受け入れがトレンドである。
きっと素晴らしい世界になるはずだ。

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