2024年1月に見たもの

映画館
ブエノスアイレス
ゴールデンカムイ
みなに幸あれ

配信
ウーマントーキング再視聴

ブエノスアイレス
ウォン・カーウァイ作品リバイバル上映で駆け込み視聴。
香港が中国に返還された97年、イグアスの滝を見にアルゼンチンへ渡るが道が分からなくなり、一からやり直そうと別れ、そこからブエノスアイレスで再開するゲイの若者を描く群像劇。
私自身はウォン・カーウァイ作品が一斉を風靡していた時代には稚すぎ、完全ノータッチでした。その後、後々のクイア作品に多大に影響を残した作品というイメージだけで多分私が今まで見てきて感動したあの作品もあの作品も影響を受けていたんだなぁと映像や演出の節々に感じました。
構図や色味が美しくこれがあの頃に流行ったのなるほどな~というのと、その後のレスリー・チャンとトニー・レオンの歩む人生を知っている私としてはなんとも言えない結末に心が苦しくなりました。

ゴールデンカムイ
大成功実写化映画。
キングダムも良かったんで配給会社が東宝の最近のYJの実写映像化絶好調ですね。みんなテラフォーマーズの傷は忘れたと思います。
山崎賢人が予想以上に杉本をしていて本当にすごい役者さんだなぁ…と思ったし全員すごかったんですが特に二階堂兄弟が光ってました。
是非最後までこのクオリティで実写化してほしいんで興行収入が好調でありますように…。

みなに幸あれ
清水崇総合プロデュース。下津優太初商業監督作品。
逆に今の清水崇には撮れないのでは?と思うくらいエンタメというよりかは本当にちゃんと生理的に気持ち悪いJホラー。
誰かの不幸の上に幸福が成り立っているという普段みんなが意識をしない、言われても目をそむけることを可視化するという最悪。
結局「アレ」がなんだったのかは分からないし、「アレ」を失うことでなんで「そう」なるのかは一切明かされないのはまぁ、89分の映像作品としてはいいかなぁといった印象。
見た人はわかると思うんですが畳シュッシュのシーンは笑ったらいいのか怖がったらいいのか分からなくて半笑いみたいな、自分もあの映画の演出の一部になった感じがより薄ら寒かったです。

年始のこと
今月は年始から読書が多くて配信もあんま見てないなぁ…という感じ。
新世界より、ダンジョン飯全巻、見えない性的指向アセクシュアルのすべて、給仕の室、証し -日本のキリスト者-とジャンルはバラバラ。
なんか久しぶりにめっちゃ本読めたな…と思ったし次の連載の準備も着実に進んでます。
それもあってか関西コミティアはなんも…用意できなかったなぁ…もあるんですけど…J庭はがんばろ。
実は新連載はBLじゃないんですが、私がずっと描きたかったテーマなのと月刊で今までで一番長お話の構想なのでこれからどう転がるのかドキドキしています。
また詳細が出たらお知らせします。

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