2024年06月に見たもの

映画館
関心領域
無名
フュリオサ
あんのこと

配信
ヴィーガンズハム
サクラメント 死の楽園

関心領域
アカデミー賞のスピーチなどでも話題になった今作。
あまりにも本当にこれ、はじまるの…?という不安のオープニングからもうなんとなくどういう映画か分かる。音の使い方がずっと印象的。
常に実際に起きていることは見えない所が私達の生活に近いのではないかと思えてならない。
泊まりに来た母親が耐えられなくなり出ていくのが「慣れ」とそれ以外を象徴しているように感じました。

無名
トニー・レオンとワン・イーボー主演作。
日本がばりばりに統治してたころの中国で満州奪還をかけた二重スパイもの。
トニー・レオン主演だと思ってたのに途中で完全にワン・イーボーに食われ、作品、変わったぁ!?と思ってたら途中で監督変わったそうです。
全体的な演出などあまり好みじゃなかったんですがラストのトラックの上で煽るワン・イーボーからのワン・イーボー無双のために見た映画だなとは思いました。

フュリオサ
マッドマックス最新作。
ずっと最高でした。最高最高。タコの足みてぇになるとことくに最高。
幼少期から成長していく過程で顔をaiで混ぜてナチュラルに変化させている技術を使っているそうでaiの使い方ってそうあるべきだよなぁ!ってなりました。
今回見ててオープニングでえ!?!?あっやっぱオーストラリアだったんだ!!!っていうのがパッと見で分かってここで!?なりました。

あんのこと
入江悠監督の最新作。
久しぶりに一人ではなく友人と映画を見に行ったため見終わったあとあらかた語り尽くしてしまいなんかもう…いうことないな…という気持ち。
出てくる人間が一部を除いてすごく誠実なんですよ。
意外といい人しかいない。そこが余計に辛かった。
あの選択を最後に取るまでに至る穴はいきなり大きく空いたわけじゃなく、少しずつ少しずつ大きく開いていってあそこでトドメを刺されたんだな、と思うとより辛かった。
少し突っ込むとしたら最後の時間経過したところでの佐藤二朗演じる刑事の独白は蛇足だったなっていうのと、子供をかってに預けて出ていった母親が笑顔で感謝してるところにはかなり苛つきました。

ヴィーガンズハム
何もかもをふっとばしたいな!という気持ちのときに取っておいたとっておき見るか!でようやく視聴。
きっかけの一番越えにくいハードルが「美味しい」だけであまりにも簡単に乗り越えられてしまったりラストにかけてのテンポの良さが気持ちよくてこの作品における倫理観は死んだと思いながら見ました。

サクラメント 死の楽園
配信終了するということで滑り込み視聴。
カルト村ものという情報だけ入れてみたんですがこれ…めっちゃジョーンズタウンじゃない…?って思ってたらやっぱりそうでした。
ていうか2013年の映画だった。
今見てもあまりにも感慨もなんもないけども、多分2013年に見ていたらもう少し思う所あったかも。

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