2024年02月に見た映画

映画館
ヴェスパー
哀れなるものたち

配信
ハズビンホテルへようこそ
Saltburn
終わらない週末
ザリガニが鳴くところ

リピート
lotr
TENET

ヴェスパー
前評判は実写版ジブリ、ナウシカと言われ実際に監督もソコの影響を受けていると明言されていたフランスのインディペンデント映画。
低予算は感じたしところどころ感じろの部分はあったもののディストピアSFだったり謎の生き物だったりが好きな人間的には大当たり。
わりと去年の10月に出した同人誌2のしまに近いニュアンスがあります。まじでまじで。
生きる希望が薄い世界で上層階から来た少女と出会うガール・ミーツ・ガールものとしても良い。
お父さんの意識を受信するドローンに主人公のヴェスパーが書いたであろう顔が可愛く見えてくる分、なかなかつらい現実に心が打ち砕かれます…。
にしても性器隠喩だとは思いますが首の後ろの穴に指いれるシーンあまりにもエロすぎてい、いる…?いるこれ…?とは思いました。

哀れなるものたち
劇場で見てよかった…見終わったあと未だにじわじわと余韻に浸ってる…。
美術セットと音楽があまりにも好み過ぎてオスカーとらなきゃおかしいレベル…現実主義者だというハリーがあまりにも自由で天真爛漫でこの世の理に縛られることなく本能で生きるベラにその有り様を良きものと捉え推奨しながらも現実で起きている悲劇を見せ、君を傷つけたかったというシーンが一番好きでした。
まで書いて終わっててオスカーでのエマ ストーンとミシェルヨーの一件見た後でなんとなく映画にフィルターがかかってしまい残念ですね…。RDJもですが…いうて絶対オッペンハイマー見るが…。
差別というのは当人、他者が決めるものではなく、受け止め、そう思った人が存在する限りそこに横たわるものなので…。
確かに透明化するよね、とは思いました。

ハズビンホテルへようこそ
数年前のパイロット版は見てたんですがA24が配給についてアマプラオリジナルでシリーズ化するとは知らずまーーー!??!ってなりながら見たらま~~~最高だこと。
ド下品ですが下品なカートゥーンはさんざん見てきてるのでその中でも汚くない下ネタしかなかったんで安心(?)して見れました。何にせよパラダイス警察よりも下品なアニメはない。それはそう。
ナチュラルにクィア作品なの良いですね~最高ですね~。
オマエは女が好きなのか!私も女が好きだぞ!に死ぬほど笑いました。パパコミュ障すぎる。
一番好きなのはVoxとアラスターのStayedGone。好きすぎる。
いうてミュージカル全部良すぎますね~歌がうますぎてミュージカルシーンは全部英語で見てます。
シーズン2も楽しみだな~。

Saltburn
なんでこれ配信なの…?劇場公開ないの…?
大きなあらすじに意外性は特になかったけれどもそこに至るまでの感情の揺れ、バリーキオガンの演技の質感、ジェイコブエロルディの人懐っこい可愛さ全部良かったです。ジェイコブエロルディまじで可愛かった。
オリバーの「恋愛感情はなかった、みんなは信じないだろうけど愛してはいない あぁフィリックスを好きだったよ」「好きだったよ、好きだった、すごく好きだった でもあれは愛だったか」いう最初の独白からすべてが繋がっているのもまた良い。2024年最高のOPに選出すべき。
ずっとブラックコメディで絶妙に気持ち悪い感じが漂っていて支配欲と性欲が入り混じったバスタブやお墓ファックのシーンはキモすぎて迫力ありました。最後に全裸で踊るシーンも最高。さすが~。

終わらない週末
最初に思ったのはこれ超低予算映画じゃない?だったんですけども終末ものなのに登場人物とロケーション、シチュエーションが極端に少ない。
最初の船が突っ込んでくるところとそこから人が避難するシーンがMAXで人多かったレベルの印象。なんなら鹿のほうが多い。逆にこの少人数でアメリカ社会が終わっていく過程がわかるのがすごい。
登場人物がもれなく全員最悪です。が、ずっと仲悪そうだった女二人が最後支え合うのは良かったな。
自動運転のテスラ車が永遠に突っ込んでくるシーンはおもろなのと娘がずっと見たかったフレンズの最終回見れてよかったね!ハピエンじゃん!となりました。

ザリガニが鳴くところ
クソおもんなかったんですけど原作は面白いんですかね。
1969年という時代設定があるからだとは思うんですけど人物同士の描き方とかなんか全然ぐっと来ず。手を差し伸べているけれども結構みんな都合がいいなって思いながら。
あと無罪判決出たあと即セックスであ~わ~イヤヤ~になりました。
私がそういう演出が嫌いなだけなのもありますがあまりにも安っぽすぎるラブシーンは幻滅。
原作はもう少しおもろいんですかね。


最近のこと
ひとまず、本当にJ庭ありがとうございました。
無事本が出てほんっっっっとうに良かった…と思い返してるんですけどもコロナなって1週間まるっときれいに消えてその後も本調子が出ずにこれ…落とすか…いや…がんば…って思いながら印刷所と連絡取りながらなんとかかんとか無事出てよかったです。最終ギリギリラインでちんの修正が修正線貫通して透けてるって電話きた時は白目むきましたがなんでそんなことになるんだよ。
当日朝1時間前に到着したにもかかわらず荷物が見つからず途方に暮れたり(普通にあった)ポスタースタンドを倒したり(支えてくれた人たちに謝り倒しガムテープで固定した)開場してからもまだ細々設営できてなくて最初に来てくれた方にちょ、ちょっと待ってください…ってなったり、その後も値札落としたり…撤収も全然片付かなかったり…色んな意味で長い1日だったな…。
なんとなくのんびりまったりの気持ちでいたので私一人での対応になり慌ただしかったりお待たせする形になったりとご迷惑おかけしたと思いますが沢山の方にスペースにお越しいただき、本当に感謝してます。
基本的に本を手に取る人は自分で感謝しながら確認したいというのもあって対面でご購入いただけるだけでも活力をいただきました。ずっとニコニコしてたから顔痛かったな。
差し入れもお手紙も感謝しきれないです。私のために…こんな時間をさいてもろて…。
今現在新刊は通販分の在庫終わって今手元にある関西コミティア用の分しかなく…ありがたいんですけど1年もたせる気マンマンだったのに…。
とりあえず次回関西コミティアは薄い本ではあるんですが面白い装丁の本を作ろうと思ってるんでお楽しみに。
秋庭は今新連載の準備をしていてそっちが月刊になってしまうのでちょっと検討します。
そう…新連載…実はBLじゃないんですけど…ニアBLの感情がぐちゃぐちゃになるものは書きます…書きたい…。
いうて今後もBLは書いていきます。よろしくお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?