2023年11月に見たもの

映画館
ヨーロッパ新世紀
蟻の王

配信
ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
アメリカンスナイパー

ヨーロッパ新世紀
ポスターだけ見てホラー!?と思って見に行ったら全然ホラーじゃなかった。
映画が始まる前に字幕の注意事項があり色で言語が分かれているという注釈でハンガリー語、ルーマニア語、その他言語(ドイツ語、英語)で新鮮でしたがペンシルバニアに漫然とある低賃金による労働力の国外への流出、そのための地元での労働者不足、人種差別、移民問題と社会問題が見える表現で筆舌に尽くしがたかったけれどもこれ、日本でも起きてない…?と色々と考えさせられるとともに不安になる作品でした。
工場長がおめえベンツ乗ってんじゃねえか!って言われればリースだと言い神父も乗ってると言えば形見だという茶番やそこを含む17分固定カメラの長回しがすごいとは言われていたけれど本当にすごかった。
ところどころな、何…?となるところから不穏な空気が常に続いていてずっと「理解できない」という気持ちがうっすらと漂う中のあのラスト。もう一度映画館で見た方がいいんだろうなとは思わされる作品でした。

蟻の王
1960年代、同性愛はないとされたイタリアで実際にあったブライバンティ事件にインスパイアを受けた作品。
詩人、劇作家、蟻の生態研究者であるアルドのもとに兄とともに訪れたエットレと二人が恋に落ちていく過程よりも先に引き裂かれ、エットレが矯正施設で同性愛を治療すると称して電気ショックにかけられる描写がありかなりショッキングでした。家族がそれを最良だと思って、息子のことを思ってやっているのが一番きつかった…。
たまたまあてがわれた新聞記者と同棲しているおそらく同性愛者であろう女性が不寛容さを訴える姿に対する罵倒、アルドのお母さんの描写ももかなりつらく、時代背景を考えてもかなりくらいます。
電気ショックを受けすぎて明らかに健全な姿ではなくなったエットレが裁判で何のための裁判か?ここに罪人はいないのに?と訴えるシーンとラストの二人は心にくるものあり。
単純に字幕が読みにくいのが難点だった。

ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書
見てねぇオスカー作品第一弾。
時間に追われてるときに見たので一緒にクライムしてる気持ちになれてよかった。
公開自身が2018年なので撮影されたのはmetoo運動前だとは思うんだけれどもあの時代で男性主体とは言え経営者が女社長や女記者がいるという描写がちょうど時代が変化しつつある過渡期の映画だなと感じさせてくれてよかった。
ていうかベトナム戦争のこと何も知らないな~と改めて自分の知識の浅さを痛感したんで歴史の勉強しなくちゃな…。

アメリカンスナイパー
見てねぇオスカー作品第二弾。
ペンタゴン・ペーパーズの直後に見たけれどもこっちはイラク戦争。
ハートロッカーでもそうだったけれども戦地で精神を病んでいく過程はキツイですね。ハートロッカーは完全に中毒状態になって戦場に帰ってっちゃったけど。私自身が切迫した状態だったので緊張感があってよかったです。
なんにせよクリント・イーストウッド作品は手堅かった。
そもそもオープニングの時点での親子がグレネード?かな?を投げるシーンですが普通は静止命令を出して無視し続けるなら射○するはずという話をどっかで聞いたような。ゲームさんぽかな。
ブラッドリー・クーパーは二ツ星の料理人ぶりかと思ったけどジョーカーも出てたっけ。二ツ星の料理人が見たくなりました。(?

最近のなんか
JO1見に行きました。めっちゃ楽しかった。(小学生の感想文


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