紋切型社会とはなんぞや?
初めて武田砂鉄さんの本を読んだ。
まず、「紋切型」を調べるところから始まった。
なんとなくはわかっていても由来などが知りたくなる。
どのテーマについてもとても考えさせられた。
一つ一つにコメントをする必要はないが、最も今強く共感できたのは、就職活動の下り。また読むタイミングによって変わるのだろうが。
人間不信に陥るのは、面接で「あなたの長所は何ですか?」と問われたっきり、後日封筒で「今回はご縁がありませんでした。ご多幸をお祈りします。と人格を指定されるからである。
もちろんこれだけで判断せず、前後の文も読んで欲しい。
よく聞く話であるし、わたし自身も経験がある。
同じケースでも伝えからもあるのかと思うが、何か流れ作業のような対応をされる場合にはより否定的になりそう感じざるを得ないだろう。
直感や感情も大切だが、時に冷静に今ある物事を逆に考えてみる、ことも必要だろう。
SNS云々に関しても含めて多様で、様々な局面から物事を考える必要がある現代に思考の体操と思って読んでみることも一つなのかもしれない。
とてもいいタイミングで手にとれたと思う。
ただし、2015年に初版発行ということだけは頭に入れておかれた方がいいだろう。
こういうのもある。面白そうだし、ためになりそうだ。
まずは読んだ人の書評などを閲覧するところから。
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