見出し画像

「未来の居場所づくり」シンポジウムに参加して

画像1

2回目の投稿となります。COMOLY運営スタッフの望月です。

私が、COMOLYの運営に携わって約2ヶ月が経ちました。そんな中、今回はCOMOLYの運営メンバーで2月21日に開催された、KHJ全国ひきこもり家族会連合会主催のシンポジウムに参加してきました。

このシンポジウムに参加して、支援者の目線で感想をお伝えできればと思っています。

1.  基調報告「当事者本人、家族が求める居場所とその効果について」

ここでは、居場所について数字から見る当事者本人、家族が求める居場所について語られていました。内容で一番印象に残っているのは、当事者は居場所の参加理由として、人との出会いと交流を求めていることです。また、居場所の雰囲気を大事にしている事です。

COMOLY内で当事者が人との出会いを求めてくれるような雰囲気作りができるのかは不安ですが、今の私には必要な要素だと思いました。


2.  社協の取り組み「社協が未来の居場所づくりに果たす役割」

社会福祉協議会という名前やどんなことをしているのか分からない中、社会福祉協議会とは、各都道府県に存在する住民や公私の社会福祉関係者でなる、地域福祉を推進する民間団体みたいです。

ここでは、社協ならではの目線でひきこもりに対しての支援をしているということをおっしゃっていました。また、地域の方と連携して拠点を作っていくということは社協でしか出来ない居場所作りだと感じました。


3.  行政説明「ひきこもり支援施策における居場所の重要性」

厚生労働省も「8050問題」や「就職氷河期世代」について以前より関心を持ち、国の予算を前年度よりも予算をあげて支援していくと言っていました。また、各地方に多く存在するの空き家問題をうまく活用してひきこもりの支援の場にしていけたらとおっしゃっていました。

確かに、ひきこもり支援をしていく上で活動資金は問題です。このように政府が各団体に資金の補助をしてくれることによって当事者にも援助できることが可能だと感じています。だからこそ一般の人を含めて多くの人々「引きこもり」について情報を発信していかなければならないと思います。


4.  第一部シンポジウム「多様な居場所づくりと地域づくり〜地域共生型・家族会協働型の居場所づくり〜」

ここでは様々な分野で活躍しているNPO法人などの方が居場所について作りについて語っていました。土地柄や背景によって同じ居場所は作れないけれど、それぞれ工夫をしながら居場所を提供していました。カフェを作ったり、我が家を使用して参加者みんなでやってみたりと試行錯誤されていると感じました。それには多くの地域の方々の協力を得て実現しているようでした。


5.  第二部シンポジウム「なぜ人が集まるのか?居場所づくりを当事者主体の目線から考える」

ここでは、当事者が考えた居場所について語っていました。同じ当事者であっても大規模がいいのか小規模がいいのか人それぞれ考え方が違いました。だからこそ、いろんな考え方やいろんな規模のあったらより当事者がいろいろ居場所を選択することができるとおっしゃっていました。


まとめ

このシンポジウムを通して、今まで自分の知らなかった当事者についての考え方や当事者のために一生懸命に働いている多くの方々を知る事が出来ました。また、自分の知識の少なさに、まだまだ勉強しなければならないことが沢山あると感じています。

このシンポジウムは、自分の中で、得られるものがたくさんありました。だからこそ、これからの運営していく上で、色々な知見を活かして行きたいと思っています。

最後に一言まとめると、COMOLYはネット空間ではありますが、当事者の方々のひとつの「居場所」になり人との交流の場になれば嬉しい限りです。

画像2

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?