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嘘や誤魔化しはいらない

うちの放デイは集団療育なので、どうしてもルールが必要です。
みんなが登所してから帰るまでの時間で、ある程度その日のプログラムも決まっているし。

そうなると、何時までに宿題をする、とか、制作のブロックはひとりひとつまで、とか今日はみんなでお外遊び、とか決まってきますね。

でもまぁ、それ言われてはーい!って聞ける子ばかりではなくて。

「なんで宿題やらなきゃいけないの」
「なんでブロック2つ目やっちゃいけないの」
「なんで外行かなきゃいけないの」

などなど、みんな言います。
いや、分かる!
やりたくない事は本当に体動かないよね!とか、こだわりあるもんね、今それやりたいよね!とか。

で、子どもからの「なんで?」に対しては、嘘や誤魔化しはしない方がいいな、と感じています。

…っていうか、嘘や誤魔化し、通用しねぇ!
って場面が多いというのか…。

例えば、ASDのお子さんと接してて思うこと。

「えっ?!そこ?!そんなとこでそういう風につまずくの?!」

って驚くことが多くて。
私の想像のはるか斜め上どころか、想像も及ばないところがネックになってたりする。

なんかこだわりが発動して、進めないこともある。

そういう子に、
「宿題はやらなきゃいけないのよ」
「ブロックはそういうルールなのよ」
「今日は集団遊びの日なのよ」
って言ったって納得してくれません。

逆に、ちゃんと説明して納得さえしてくれれば、前に進める、という事もあります。

子どもたちの「なんで?」に答えようと思ったら、私自身、「そもそも、なんで?」
と考えるところからスタートなのですが。

それ考え出すと、考え込んで止まってしまう毎日でございます💦

宿題自体は、私はやらんでもええやん、と考えているので、なんでやらなあかんの?
と聞かれたら
「嫌なら別にやらんでもええんちゃう…」
と答えてしまいそうになります。

わが子ならば、そう答える。
ただ、勉強はやってて損はないし、将来自分がやりたいことを見つけたり、進路を考える時に選択肢の幅が広がる。

やろう!と思った時にやったらええんちゃう…と。

ブロックはひとりひとつまで、とか、今日は集団でお外遊び、などのルールはなぜあるのですか?
と、代表に聞いたところ、ブロックは仕入れ原価の問題、集団でお外遊びは、代表が集団遊びをして欲しいから、との事だったので、まぁ、大人の、こちら側の都合。

それを、嘘や誤魔化しでなく、そのまま伝えたらいいのでは、と思う。

ブロック、いくらでもやらせてあげたいけど、これひとつが高いんだ。
お金があんまりなくて、沢山買えないんだよ。
全くもってこちらの都合で申し訳ないんだけど、そういう事だからひとつまでにしてもらえたら嬉しいな、ごめんね。

と、そのまま正直に話すといいんじゃないかと思うんですよね。

(もちろん、時と場合と相手と内容によるので、何でもかんでも本人に話すという意味ではありません)

いいから言うこと聞きなさい!

って言ったって、反発します。

相手が子どもであっても、真摯に向き合う。
こちらの都合なら、言うことを聞かせるのではなく、合わせて貰えるようお願いベースで。

そうして、対等に話してお願いしたら、子どもたち、結構分かってくれます。

大人は嘘つきって思われないように。
大人はズルいって言われないように。

大人の、弱みや至らないところなど、見せると都合の悪い事があるから、誤魔化しちゃうのかな、と思う。

でも嘘や誤魔化し、子どもは見抜きますからね…。

大人だって説明できない事もあるし、完璧じゃないし、間違うこともある。
そういうのも、全部見せて、対等に話せばいいと思う。

子どもを、何も分からないと見くびらないで。
同じ目線で、お互いリスペクトしつつ、接していけば、子どもは本当にたくさんの事を教えてくれます✨

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