今この瞬間を”生きる”ということ
「人生の時間は有限である」
命を授かった以上、いつか「死」がやってくる。
それは常識とされていることで、誰しも”知っている”ことだと思う。
この「死」へ向けて歩むことは、生まれた瞬間に誰もが背負う運命である。
僕は、去年と今年と一回ずつ「人の死」と向き合う出来事があった。祖父の他界というとても身近な出来事。
初めて目の当たりにした時は、その状況を理解できなかった。葬式、火葬、納骨、告別式。理解する間も無く、あっという間にコトが進んでいく。ただ、さすがに火葬場ではなんとも言えない感覚が、身を包んだことは鮮明に覚えている。
合間の時間がある時に、必ず考えることがある。
「人って死ぬとどうなるのか?」
冒頭にも書いた通り、人として生を授かった以上、いつかは死がやってくる。それは僕も例外ではない。ということは、上記の質問は決して他人事ではない。
考えた時に気付く。
”知っている”だけで”理解できていない”ことに。
僕は、なんとなく他人事のように考えていて、RPGゲームのようにやり直しがきく感覚でいたことに気付かされた。
今この瞬間ほど若い時はないとよく聞くフレーズだが、まさにその通りで、RPGゲームで主人公を操っている感覚でいる間に、一番若い時はどんどん過ぎていくのである。
そんな重要なことに気付いたと同時に浮かぶ疑問
「人はなぜ生きるのか?」
社会や他人へ貢献するため?
子孫を残すため?
そもそもそれを探すのが人生?
いくら考えても”正解”はわからないし、きっとここには正解はないんだろうなと思ったが、私自身の人生として、ここは持っておきたいなと。さきほどの「今という時ほど若い時はない」これを踏まえて考えると
「今という瞬間を楽しむため」
これに尽きると思った。きっとこの積み重ねが、人生を彩っていくんだろうなと。そして、それがきっと生きるということなんだろうなと。
告別式の際にお坊さんの話で、印象的なこんな言葉あった。
「人には2回の死があります。1回目は肉体の死。2回目は全員の記憶から消えた時です。」
生きている人の記憶から消える。これはとても悲しいことだ。もしかしたら、人は2回目の死を迎えないために、子孫を残したり、他者や社会に貢献するのかもしれない。
でも、今この瞬間を”生きる”ことで2回目の死は、きっと免れる。
今を生きている人ほど、記録に残る活躍をするし、身近な人々を魅了するからだ。
改めて思う。
これからも僕は、今を楽しみ、生きていく。
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