心と体の関係性を考える

コーヒーセットをプレゼントしてもらえたことをきっかけに、コーヒーを自宅で楽しむ時間をつくっています。

そんな時間を過ごしていると、まだコーヒーの淹れ方を知らない時に足を運んだ、三浦半島にある「本と屯」で開催されたコーヒーワークショップのことを思い出します(なぜか今もスキがつく不思議note)。


なんで、僕はコーヒーを淹れるのだろうか?


ふと、そんな疑問が浮かび、その答えについて考えていました。コーヒーセットをもらったとはいえ、今の時代だとコーヒーはコンビニで手軽に手に入るモノ。それなりのクオリティで、安く、スピーディーに。洗い物だってする必要ないし、あらゆる面において圧倒的にコスパがいい。

それなのに何故か。


僕なりの答えは「落ち着きたいから」でした。

コーヒーを淹れるという、ある意味面倒な作業。面倒で手間がかかるからこそ、普段仕事をしている中では味わえないゆったりとした時間が流れます。

日々を忙しなく過ごしていると、気がついたら気持ちまで忙しなくなってしまう。すると自然と余裕が失われ、健全なコミュニケーションが取れなくなってしまうこともある。

それを、自宅に帰ってからのコーヒータイムで整えるんです。豆を挽く際に部屋に広がる香りを楽しみ、深煎りのコーヒーをゆっくり淹れていく。これが僕の一種のリフレッシュ方法。


気持ちが行動に影響を及ぼすことは、誰もが認識しています。それは僕も例外ではないし、それを実感した回数も数えきれません。

ただ、その逆は?

行動が気持ちに影響を及ぼすこと、実はこれも実際に起こる。僕がコーヒーを淹れる理由に「落ち着きたいから」と話したのは、行動として落ち着くことをすれば、自然と心も落ち着いていくから。

忙しなく過ごしてばかりだと、心も忙しなくなる。
激しい運動をすると、興奮する。
背伸びをすると、心も楽になる。

そうやって、心と体は繋がっているんだなと思うんです。


自分の心と向き合う際、なかなかうまくいかない人がいます。ずっと内省や対話を繰り返しているけど、結果としてコントロールできていない状態かもしれません。そういう方にこそ、行動でコントロールしてほしい。

心と体は繋がっていて、双方向に影響を与え合う、まさに一心同体の関係性。そのために必要な環境を整えることで、より充実した日々が送れるのかもしれません。


そう考えたら、僕が好きなものたちが何故好きなのかを理解できた気がしました。例えば、素材でいうと革・デニム・木といったものを好み、家はそれらで溢れています。

共通点は、すべて経年変化を楽しめるモノたちなんですよね。きっと僕は、瞬発的な機能性ではなく、長期的な楽しみ方を選んでいる。そうやって愛でられたものに触れていると、それまでの時間が思い出されて自然と心も落ち着いていく。

僕は「落ち着くこと」を、自分が思っている以上に大事にしているのかもしれません。だから「落ち着けるモノたち」が好きになる。

あなたの「心をメンテナンス」をしている行動やモノはなんですか?



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