見出し画像

積み上げるより、深めていく

自分自身の成長を強く意識していた学生時代〜会社員時代では、自分のなかにどんどん積み重ねていく意識を持っていました。

いかに複数のスキルを身につけられるか
いかに成果を残せるか
いかに多くの人脈を築けるか
いかに多くのコミュニティに所属するか

それらをひとつひとつ増えていくことに喜びや達成感を感じ、それがまた自分のモチベーションとなる。そんな循環を感じていたように思います。

成長することこそが、僕にとって幸せになるための手段だと信じて疑っていなかったので、脇見もせずに走り続けていました。ひたすらに足し続けたんです。

でも、ふと気がついた時に、成長が僕を幸せにしてくれているのか?に疑問を持つようになりました。

もちろん、やれることの幅が広がったことで、出会う人・出逢う機会・見れる景色が増えたことは間違いありません。ただ、それが自分自身の幸福に直結している気はしなかった。

「なんで、成長しないといけなかったんだっけ?」

そんな問いかけを自分に投げるようになりました。


そのような時期を過ごし、今では成長や積み上げる意識はなく、深めていく意識を持つようになりました。

多く持てば安心していたけどそれは幻想だったような気がして、いかに手放し大事なものと向き合えているのかを考えるようになったんです。

深めるというのは、自分自身や社会のことと向き合い、価値観や解像度が上がっていくようなもので、どんどん自分のなかを深掘っていく行為

今では、成長したいと考えることが本当になくなって、シンプルに自分が持つ好奇心や探究心に忠実に行動するようになりました。それが、僕を深めてくれるとわかっているから。

ただ、スキルアップをしなくていいよって話ではなくて、僕の場合スキルアップが必要なシーンになった時、一気にそのために時間とエネルギーを使うようになる傾向にあるので、無理に意識的になる必要はないと考えています。

ただ、深める意識には敏感になっておきたいという感覚。

積み上げることは自然とやっちゃうけど、深めることは意識する必要があるんじゃないか。そんな仮説を持っています。

どんどん足して積み上げていくことをやめて
どんどん手放し深堀っていくことを大切にする。

それが、この数年間で起こった僕自身の内面的変化。

無理せず、自分のペースで歩んでいくためにも、”成長”や”何者かにならないといけない”世界から身を遠ざけることを、直感的に優先してきたように思いました。

そんなことを考える機会があったので、忘備録的にnoteに残しておきます。


★Twitterやってます


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!サポートも嬉しいのですが、コメントやシェア頂けるとめちゃくちゃ喜びます!