![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/71929652/rectangle_large_type_2_e69ea18d1259e647ab4aa89ce4932902.jpg?width=800)
お留守番前の後追いをしなくなった理由
長男マロン(写真右)は、とにかくお外に出かけるのが大好き。
地面を蹴って思いっきり走っている時は、ご機嫌度Maxです。
だから、私が出かける時は、いっしょにお外に出たくて、「意地でもついて行くぞっ!」と気合十分で、私の足元を追いかけ回すのです。
次男もなかも、兄につられてテンションが上がってしまい、いっしょにバタバタバタバタと追いかけてきます。
しつこい2匹を無理やり引き離すようにしてリビングのドアを閉めて出かけなければならないことに、毎回後ろめたさを感じていました。
トレーニングをしてみたのですが、変化があまり見られませんでした。
仕方がないのかなぁ、これがこの子なんだし…と諦めていた頃、動物と話せるハイジさんの映像を見て思いつきでやってみた方法が、意外や意外、後追いがピタッと止んでビックリしてしまいました。
その方法は、とっても簡単。
家を出る前に、犬たちに、行き先と目的と帰りの時間を伝えること。
「かーちゃんは、今からスーパーに買い物に行ってくるね」
「買い物が終わったら、すぐにおうちに帰ってくるから待っててね」
「お留守番よろしくお願いします」
こんな感じです。
これだけで?そんなバカな!と思いますよね。
出かけることをできるだけ悟られないように…というトレーニングとは真逆のことをしてしまっているので、トレーナーさんから怒られてしまいそうですが、もう何年もこの方法を続けています。
2匹並んで、真剣に私の言葉を聴いています。
その後は、その場から動かず、リビングから出ていく私をじーっと見送ってくれるのです。
コツは、犬たちの目を見て、落ち着いた声で、穏やかにていねいに心を込めて伝えることです。
ちゃんと帰ってくるよと安心させてあげることを意識しています。
この方法は、うちの子たちには合っていたけど、他の子に合うとは限りません。
人間といっしょ、みんなそれぞれだから。
でも、「なんとなく落ち着いてきたよ〜」って言ってくれる人はけっこういます。
とは言っても、まずは、動物行動心理学に基づいた基本的なトレーニングをやってみることが大切だと思っています。
なんでも基本が大事。基本を飛ばすと、だいたい遠回りになります。
そして、トレーニングは根気よく続けてください。
その子によって、習得にかかる期間が違うからです。
むやみにいろんな方法を試しすぎて混乱させてしまい、しつけが上手くできないということになっている場合も多くあると思います。
その上で、どうしても無理だったとなれば、次の方法を試してみればいいのです。
過去の私もそうだったのですが、
「あ~、こんなにがんばってトレーニングしてるのに、なんでうちの子だけできないんだろう…」
と落ち込んでしまうと、ワンちゃんにもその思いが伝わってしまいます。
そうすると、ワンちゃんは、「僕って、ダメな子」「私って、できない子」という思いを持ってしまいます。
それが、自信のなさや恐怖心、時には怒りに繋がり、問題行動と呼ばれている行動を強めてしまうこともあります。
あっ、これ、人間の子育てにも当てはまりますよ
焦らないこと。
その子に完璧を求めないこと。
これは、私の反省から得た教訓です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?