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韓国アイドルと力士

韓国アイドルはなぜあんなに日本語がうまいのか?
海外出身力士はなぜあんなに日本語がうまいのか?

一度は疑問に思ったこと、ありませんか。

僕も職業柄、昔からずっと疑問に思ってきました。
「なぜあんなに上手くなるんだ?!」
なぜなら、かけてきた時間と上達度が比例しない例をこれまでイヤというほど見てきたからです。

そこで、色々調べてみると共通した1つのキーワードがあることがわかりました。


【強いモチベーション】


韓国だと大企業、特に日本にマーケットを持つ企業に入ることには大きな意味があるそうです。
「韓国はマーケットが小さいから」
韓国のグローバル人材がよく口にする言葉です。

日本のマーケットを意識した大企業に入るためということであれば、日本語は必要になる。
その先に豊かな生活や地位、将来の人生設計というさらに大きな到達点がある。
つまりいい会社に入る、いい仕事をする、いい給料をもらって、いい人生を送る。

このモチベーションで日本語や英語をとことんやるのだそうです。
「あの会社入れたらいいな」程度の熱量ではないんですね。

芸能界、映画界もそうです。
常に海外マーケットを意識した戦略と育成をしています。

韓国語と日本語は語順が同じだとか、漢字ベースの言葉があるので同じ語彙が多く存在するという理由ももちろんありますが、とにかく【強いモチベーション】の力が大きいんですね。



もう一方の相撲会で活躍する外国人力士たちの日本語が流暢なのも同じ理由です。

若くして来日して入門しますが、日本での成功を夢見て、また家族を楽にさせるために死にものぐるいで努力します。

成功。
これが彼らの【強いモチベーション】です。
だからこそ辛い稽古や未知の環境、集団の中でも踏んばれる。
そのための重要な手段である語学も決して手を抜かない。


これまで多くの方に日本語を教えてきましたが、モチベーションの有無や程度は上達度に大きく影響すると断言できます。

しかし、語学自体が目標やモチベーションになってはいけません。
それを使って何をするか、どうしたいのか、その先に何を求めるのかが大事だということですね。


華やかなイメージのある力士、韓国芸能界。
キラッキラに見えますよね。
でも、その影には並々ならぬ努力があり、
そのまた影には強いモチベーションがある…

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