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数の理論

外国人と日本語でコミュニケーションをとる場合。
1対1だと、真摯にコミニケーション取ろうと努力してくれる日本人がほとんどです。

英語を必死に使ったり、
わかるまで何度も繰り返し説明したり、
理解できたかその都度確認を取りながら話を進めたり…


職場などではよくある、10対1、という状況。
大多数 対 少数、と考えていただいて結構です。
こうなると急に「10」からは「1」が見えなくなり、「10」中心に物事が進む、また進めようとします。

日本企業で働く外国人材は「1」の環境に身を置く方がほとんど。
「10」の日本人側は全くの無意識、知らず知らず、気づいたら…という認識なのですが、「1」である外国人材の方にとってはストレス以外の何ものでもありません。

社内外のミーティング、社内情報共有ツールでの文字媒体によるやりとり…

外国人材の方々は圧倒的少数派。
このような環境では「日本人の日本語」でコトが進められがちに。
実際にその場に居合わせると、「おいおいおい…」という高度な日本語が普通に飛び交うのをこれまで何度となく見てきました。

「数」にはそんな “力” があるようです。
大きくなると小さいほうを見えにくくさせる。


だからこそ、

意識的に「1」にも目を向けて欲しい。
「1」の立場に立って物事を考えてみてほしい。
「10」を優先させながらも「1」も大事にしてほしい。

『どう、大丈夫?』
『わかりにくくなかった?』
『ランチ、一緒にどう?』

そんなトーンの声がけでいいんです。

彼らは一緒に働く大切な仲間であり、会社にとっても貴重な人材なのですから。

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