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虫も「男」「女」?

『こちらは女の子になります』

ペットショップへ子供を連れて行った昨日、聞こえてきた店員さんの言葉です。

「犬かネコの話かな…」

そう思って、声の方へ顔を向けてみてビックリ。
クワガタの話でした。

「なに? 最近は動物だけじゃなく昆虫も ”男の子” “女の子” と呼ぶのか??」

衝撃でした…
ペットに対する最近の言葉の使い方を見てみると、本来のルールから外れて使用している例が増えてきているように感じてはいました。


【死ぬ/亡くなる】

・人には「亡くなる」「死ぬ」
・動物には「死ぬ」

ですが、最近では動物にも「亡くなる」を使うことも。

【あげる/やる】

・同等の「人」には「あげる」
・目下、動物、植物には「やる」
(例:子供に教えてやる・花に水をやる…)

ですが、最近では動物にも「あげる」を使うことも。


ペットの場合は特に飼い主も含めた言葉の選び方、動物に対する心理的距離の近さなどから、人に対するそれと同じ言葉を使うようになっているのだと思います。

こうした ”動物” に対する呼び方の変化には、それほど目くじらを立てる人は少ないように思いますし、僕自身もさほど違和感を感じなくなってはきました。

ただ…
昆虫はないだろ…

昆虫はまだダメです。
「女の子」「男の子」はどうしても看過できない。
カブトムシ、カマキリ、カナブン、セミ、バッタ…
捕まえて、「男の子だ!」とは言えないな。。。

夏休み&子供が大好きな昆虫、ということで小難しい分析は割愛しますが、なんとも衝撃的な体験をした連休二日目でした。


*冒頭の「女の子になります」の「~になります」にもザワザワするのですが、そのお話はまたの機会にさせていただきます。

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