ステークホルダー・マネジメント〖広報のテクニックで人生を上向きに 7〗

ステークホルダー・マネジメントとは、プロジェクトのステークホルダー(利害関係者)に参画意識を促し、プロジェクトへの協力者に変えていくこと。プロジェクトを円滑に進める為に、関係者を巻き込んで一員として参加させてしまう、つまり味方にしてしまおうという目論見のこと。

まずはステークホルダーの分類から。

【マーケティング・コミュニケーション】商品(製品・サービス等)を優位に展開していくためのコミュニケーション活動。宣伝的な意味に捉えられることが多い。主たるステークホルダーは消費者・顧客・ユーザー・取引先(卸・小売業)など。
【インベスター・リレーションズ:IR】資本調達を目的として、自社の財務情報を開示すること。ステークホルダーは株主・機関投資家・証券アナリスト・ファンドマネージャーなど。
【コミュニティ・リレーションズ】会社が存在する地域のコミュニティに対し、自社の事業活動を円滑に進めるためのコミュニケーション活動。コミュニティとは、行政・商工会・学校や病院などの公的機関・町内会や商店街などの住民組織。
【リクルーティング・コミュニケーション】人材獲得のためのコミュニケーション。ステークホルダーは就職希望者、主に学生。
【エンバイロンメンタル・コミュニケーション(環境コミュニケーション)】近年、最も重要な課題とされている環境問題に関する情報発信。ステークホルダーは全世界、または地球?
【メディア・リレーションズ】広報・PRの主戦場。ステークホルダーは、マスコミ四媒体と言われた新聞・雑誌・テレビ・ラジオに、インターネット台頭しつつある。


このように様々なステークホルダーが存在することを理解した上で、ステークホルダー別のコミュニケーション戦略を練っておく必要がある。

①対話のテーマ:What

➁キーパーソン(重要人物)の見極め:Who

③コミュニケーション手段:Where、How to

④時期(タイミング):When

⑤適切なコスト:How much

⑥こちら側の味方:with whom

つまり何事にも計画が肝心であるように、コミュニケーションにも計画が必要ということ。




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