てづくりシステム手帳

 だいたいの人は文房具が好きではないかと思う。いままで「文房具が嫌いで」とい人にあったことがない。デジタル時代でスマホが便利になっても Digital Immigrants なのと、文字や数字でものを考えるよりも空間認知で考えているようで、どうしても、ペンと紙が手放せない。年末になると手帳のことを考える。で、とうとう手帳本体とスケジュールなどのリフィールをすべて手作りで完成したので記念にエントリーを書いておきます。

手帳本体

 いままで、Flanklin Covey やFilofaxとか、能率手帳、Bindex、東急ハンズオリジナルとか、いろいろ使ったけど、厚かったり、重かったり、痛みやすかったり、質感がよくなかったり、デザインが飽きてしまったり、なかなかしっくりするものがなかった。なければ作ってしまおうと思い。できたのがこちら。

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要件は、1.厚くない。2.軽い。3.ペンを収められる。4.鞄のなかで開かない。5.汚れが目立たない。6.シンプルで飽きない。
ことから、デザインしました。
行きつけのレザー屋AndLeaser @浅草橋 で革を選んで、傷が目立たないように、しぼ加工で厚さは1.2mmくらい。リングをつけると金具で重くなるので、バンド式にしてあります。バンドは少し硬めのクリアフォルダを切ってます。ここはまだ改善の余地あり。よりよい素材探し中です。
(これ年末時期なので、2年分のリーフが入っています)


ペンフォルダ

手帳がバラけて開かないこととペンを収めるのを一緒に解決するために、15種類くらいのデザインをして決めました。閉じて上下2つのペンフォルダでちょうつがいのように閉じます。

ペン
細目のペンです。0.28mm 三菱のStyle-Fit 
4色+シャープで。Black、navy Blue、Blue、Gree、Redです。
バックアップのペンとだれかにペン貸してといわれたときに、あげるよと言えるペンとしてもう一本さしてあります。

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リフター

手帳のはじめとさいごに挟むリフィールの保護用です。クリアフォルダーをカットして、名刺のポケットをつけて、ペン差しは、ミシンで縫ってみました。

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計画リフィール

 1か月分を見開き2ページです。市販だと、月末月初が1週間分オーバーラップしていたり、横に狭い空白があったり、もっと日付欄が大きくとれるのに、デザイン性からとってなかたり、不満をぜんぶのぞいて、日付欄を大きくして空白は、上下に作るようにしました。大体の市販には六曜星が書いてあり。気にしないので入れていません。
市販の白い穴あきの薄目のペーパーにしたのですが、裏写りしてます。裏写りしないペーパーにして、少しクリーム系の色があってもいいかもです。

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Dailyメモリフィール

日々のメモを記録するページ。見開きで2ページで2週間分。上下2段です。イベント、あった人、買ったもの、仕事した時間、出かけた時間、いったとこ、食べたものなどを書いています。あとでなんの日だったかなと思いだすのに便利。

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リフィールの印刷は、Microsoft Excelでテンプレを作って、祝祭日のシートでVLOOKUPすると簡単に作成できます。印刷も片面のみまず印刷して、まとめて裏面ができます。プリンターもCanon MG6200 普通の家庭用です。

しおり

メトロカード、テレホンカード、図書カードに6つ穴パンチで穴をあけて使っています。付箋やマスキングテープが貼りやすいのと薄くて軽いです。上下にわけて何枚かよく見るところに挟んでいます。

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お金の管理

 お金の管理も手帳でしています。どんなフォーマットかは、長年のアイディアの積み上げなのでちょっと出し惜しみ。おこずかい制なので、1か月ごとに、予定と使う計画(PV:Planed Value)と、実際に使ったお金(AV:Actual Value)、残金を管理するリフィルで管理しています。EVM (Earned Value Management)というプロジェクトを管理する方法がベースのアイディアで、いわゆるバーンダウンチャートで図示できる方法です。これがなかなか効果的。少ないリソース(お金)をいかに計画的に有効に使うかイメージのグラフはこんな感じです。

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ITmedia エンタープライズプロシード――進行中のプロジェクトの可否を評価......


GTD(TODO)

やることリストです。Getting Things Done 。罫線用紙をつかって、1ページを2つおりして、左に仕事のTODO、右にプライベートを分けています。大体仕事中に思い出すので備忘録です。


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ノートや手帳は、同じページを開いておくと、端っこが丸まってきます。右利きでは右ページ、左利きは左ページが丸まります。クリアファイルの端をつかって三角にコーナーを残して下敷きを作って押さえを作っておくと丸まりません。(なんか、この丸まる現象と押さえの名前ほしいなぁ)

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読書ノート

 本を書くのは大変な労力が必要で、時間をかけて書いてくれた本を速く読むことになんか違和感あり、速く読みたいとも思わない。その代わり、読んだ本を忘れないようにしたいと思い30年くらい前から、読んだ印象(感想というにはおこがましい)と、琴線にふれたポイント、フレーズをメモるようにしています。読んだあと半年~1年は挟んでいます。

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仕事でも遊びでもスケジュール調整で大事なのは、準備をする時間をいかにとるかかと思っています。デジタルでも空き時間が見えますが、手書きだと見せ方を工夫しだいで多く見せたり少なく見せたりして、余裕の調整ができるのがよいことだと思っています。またいろいろと嫌なことや嫌いなことが多い中で、書くことで、早めにあたまから消し去ることができるような気がします。
そのために、開くのが面倒でなく、ひらきたくなるような、てづくり手帳おすすめです。

以上



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