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「丸紅、小型太陽光を日本で400カ所開発 完成後に売却」に注目!

丸紅、小型太陽光を日本で400カ所開発 完成後に売却 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

丸紅は1日、日本国内で小型の太陽光発電所を400カ所開発すると発表しました。開発後は三井住友ファイナンス&リース(FL)の子会社などが立ち上げた発電事業者に2024年度内メドで売却します。日本では太陽光発電所の適地が減っています。狭い土地でも開発できる小型の発電所に着目し、開発を進めます。

北陸と九州、沖縄地方を除いた各地に小型発電所を新設します。発電容量は合計約4万キロワットで、各地の施工会社などと手を組んで開発を進めます。

発電所は三井住友FL子会社のSMFLみらいパートナーズ(東京・千代田)と太陽光発電所保守で最大手のスマートエナジー(東京・港)が設立した合同会社に売却する計画です。生み出した電気は特定の大口顧客に直接販売するコーポレートPPA(電力購入契約)の仕組みを使って供給します。将来は発電所を3000カ所以上に広げる考えです。丸紅は2030年までに小型発電所の販売数を年間2000件程度にする目標をかかげます。

丸紅は台湾で浮体式太陽光発電所を、アラブ首長国連邦でも太陽光発電所を保有しています。また、過去の実績に紐づけられた資産管理体制や多様な電力サービス事業の実績があり、これらを組み合わせた「総合エナジーソリューション」の提供をもとに、カーボンニュートラルに移行する顧客ニーズに対応するために付加価値を生み出しています。

特に、日本は山岳部が多く、広い土地での太陽光発電が難しくなっています。今回は小型発電所を多く設置することで、狭い日本の土地でもしっかりと発電ができるようにして、コーポレートPPAを通じてカーボンニュートラルに取り組む企業に付加価値を提供します。

このような取り組みを続ける丸紅に今後も期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。