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日経新聞記事「リンナイ社長『6年後ROE10%』 日米で高性能品伸ばす」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
リンナイの内藤弘康社長「6年後ROE10%」 日米で高性能品伸ばす 中部企業 針路を聞く - 日本経済新聞 (nikkei.com)

以下、記事のサマリーです。

成長軌道への回帰: リンナイは在庫調整の一巡により、今期業績が予想を上回るペースで推移しています。
環境意識の高まり: 日米で環境性能を高めた高付加価値品の需要が増加し、特に米国では熱効率の高い「瞬間式」給湯器が市場に浸透しています。
ハイブリッド給湯器の普及: 日本ではZEH基準を満たすためにハイブリッド給湯器の需要が増加しており、既存住宅向けの比率を高める計画です。
株主還元の拡充: リンナイは株主還元を拡充し、次の中期経営計画でROEを10%に高めることを目指しています。
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米国の給湯器はお湯をタンクに貯める貯湯式が主流ですが、デメリットとして、お湯を暖め続けなければならなかったり、お湯が切れると、再度お湯になるまで時間がかかる、また、場所を取る等があります。リンナイは、日本と同じような瞬間式を米国に広めようとしています。

また、国内では高性能品の需要が増えているとのことです。一例として、リンナイのハイブリッド給湯・暖房システムECO ONEはエコジョーズに比べ給湯ランニングコストが年間約5.6万円節約できるそうです。そして、ECO ONEは給湯省エネ2024事業の対象になっており、全機種最大15万円/台の補助金が出るそうです。また、既築取り換えが24年度第1四半期では前期比250%にまで比率が拡大しているとのことです。

今後も高付加価値の給湯器を伸ばすことにより、収益拡大につなげるリンナイに期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。