日経新聞記事「SMC、汎用品でも勝てる秘訣　1000億円投資で磨く即納」に注目！

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
SMC、汎用品でも勝てる秘訣　1000億円投資で磨く即納 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。

SMCは空気圧部品で世界シェアトップを誇り、時価総額は4兆円を超えます。
顧客の注文に即対応し、即納することで信頼を築いています。
主力製品は工場内での動作制御に使われるアクチュエーターで、日本では60%以上のシェアを持ちます。
欧州市場でのシェア拡大が課題で、ドイツで代理店会議を初開催しました。
ベトナム工場への投資や研究開発拠点の移転など、積極的な設備投資を行っています。
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SMCの主力製品である「空気圧機器」は、圧縮空気の力を利用したファクトリーオートメーション(FA)機器です。工場内の様々な機器に圧縮空気の力で動かし、物を押す・引く、つかむ、回すといった人の手に代わる動作を行います。

この空気圧機器で同社は日本では60%超、北米でも30%超のシェアを持ちますが、欧州では20%程度にとどまります。現地大手のシェアを取っていくことが課題の一つとのことで、高田社長も現地代理店に協力を呼び掛けています。

なお、汎用品である空気圧機器を製造するSMCの強みは、顧客が注文した製品を即納する「超短期納入」です。ライバルは納入まで1週間程度かかりますが、SMCは売り上げの7割が3日以内に納入した製品とのことです。

特注品の開発にも余念がなく、空気圧の音で高層ビルにとまる鳥をはねのけてフン害を防いだり、割れやすいたまごやクッキーを空気圧で吸着して仕分けしたりと営業で集めた情報を特注品の開発に生かしているとのことです。

現在、SMCは積極的な設備投資を行っていて、国内では千葉県柏市に新たに研究開発拠点を設け、海外ではベトナムに工場を輸出拠点として投資をしています。

また、本社も中央区京橋に移転する計画です。今後もSMCの成長に期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。