マガジンのカバー画像

エッセイ・コラム

14
生活ニュース・コモンズの記者たちが、ジェンダーやフェミニズム、身近な問題について日々思うことをつづっています。
運営しているクリエイター

#女性

「観光レディー」もうやめませんか

 2月29日、秋田市の市政だより「広報あきた」が自宅に届きました。  表紙には「ミルハス」…

政治不信の時代の再来に 土井たか子さん没後9年で思い出した言葉

社会民主党党首で、衆議院議長も務めた土井たか子さんが亡くなって9年が経つ。亡くなった時、…

「若い女性だから」と評価されることへの違和感

28歳で、全国紙記者を辞めた。 新卒で入社してから6年で、「フリーになる」という決断をした…

DJ SODAさんへの性暴力の正当化を許さない

 韓国の女性DJ 「DJ SODA」 さんへの性暴力について考えている。性暴力を正当化する声、加害…

私は弱い記者だった

 新聞社を退職し、一人でやっていこうと決めたとき、私はやっと休職前から抱えてきた鬱を追…

社会を1ミリずつ変えていく

 先日、ジェンダーギャップについて考えるオンラインの勉強会に参加した。身近な男女格差につ…

私たちはつながっている 

時代をつくる最高裁判決  社会は確実に変わっている。まだまだ、変えていける。そんな思いがこみ上げてくる出来事だった。  7月11日、最高裁判所が一つの判断を示した。経済産業省に勤めるトランスジェンダーの女性が、職場の女性用トイレの使用を不当に制限されたとして国に処遇改善を求めた訴訟で、最高裁は女性の訴えを認め、国の対応を「違法」とする判決を出した。裁判官5人の全員一致による結論だった。  「一つの職場での、一つの事例」かもしれない。しかしこの判決は、トランスジェンダーの