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AIとおしゃべり:SNS炎上対処について→グライスの協調の原則

私:
SNSで、発言が炎上して大量の批判コメントがついたとします。これらをマトリックス等を用いて4つ程度に類型化しそれぞれの象限を考察した上で、彼らが何を言っているのか理解し、私がどの象限に対して反省すべきで、どの象限に対してその必要がないか明らかにしようと思います。
マトリックスの軸は何にすべきですか?

ChatGPT:
SNSでの炎上コメントをマトリックスで類型化する際の軸としては、以下の2つの軸を使用するのが効果的です:

1. 内容の建設性(建設的 vs. 破壊的):コメントが建設的な批判(改善のための具体的な提案や意見)か、単に攻撃的・侮辱的な内容かを区別します。
2. 内容の具体性(具体的 vs. 抽象的):コメントが具体的な問題点を指摘しているか、抽象的で漠然とした批判をしているかを区別します。

この軸に基づいたマトリックスは次のようになります:

1. 建設的・具体的:具体的な改善点や提案を含む建設的な批判。
2. 建設的・抽象的:改善点や提案を含むが、具体性に欠ける建設的な批判。
3. 破壊的・具体的:具体的な問題点を指摘しているが、攻撃的・侮辱的な内容。
4. 破壊的・抽象的:抽象的で漠然とした批判、単なる攻撃や侮辱。

### 各象限の考察

1. 建設的・具体的
  - 特徴: 明確な問題点と具体的な改善策を含むコメント。
  - 例: 「あなたの発言は○○の点で誤解を招きやすいです。次回は△△のように表現すると良いでしょう。」
  - **対応**: これらのコメントは貴重なフィードバックとして受け取り、反省し、改善の材料にすべきです。

2. **建設的・抽象的**
  - **特徴**: 改善の意図はあるが、具体的な指摘や提案が不足しているコメント。
  - **例**: 「もっと慎重に発言すべきです。」
  - **対応**: これらのコメントも反省すべき点として受け入れるが、具体的な改善策が不足しているため、詳細な検討や追加のフィードバックを求めることが有用です。

3. **破壊的・具体的**
  - **特徴**: 具体的な問題点を指摘しているが、攻撃的で侮辱的な内容。
  - **例**: 「あなたの発言は○○が間違っている。どうしようもない馬鹿だ。」
  - **対応**: 具体的な指摘が含まれているため、その部分だけは検討の余地がありますが、攻撃的な部分は無視し、反省の必要はありません。必要に応じて、冷静な対応や無視を選択します。

4. **破壊的・抽象的**
  - **特徴**: 抽象的で具体性がなく、ただの攻撃や侮辱に終始するコメント。
  - **例**: 「あなたは最低だ。消えろ。」
  - **対応**: これらのコメントは生産的なフィードバックを含んでいないため、反省の必要はありません。無視するか、適切な方法で対処します(例えば、ブロックや報告)。

### 結論

- **反省すべき象限**: **建設的・具体的**、**建設的・抽象的**
 - これらのコメントは、改善のための具体的なフィードバックや提案を含んでいるため、真摯に受け止め、反省し、今後の改善に役立てるべきです。

- **反省の必要がない象限**: **破壊的・具体的**、**破壊的・抽象的**
 - これらのコメントは攻撃的であり、生産的なフィードバックを提供していないため、無視するか冷静に対処することが適切です。

このように分類することで、どのコメントを真剣に受け止め、どのコメントを無視するかを明確に判断することができます。


私:
それぞれの象限について、語用論の観点から解説してください


ChatGPT:
語用論の観点から、4つの象限それぞれについて解説します。

### 1. 建設的・具体的

**特徴**: 明確な問題点と具体的な改善策を含むコメント。

**語用論的解説**:
- **協調の原則(Cooperative Principle)**: このタイプのコメントは、グライスの協調の原則に沿っています。話し手は、聞き手に有益な情報を提供し、コミュニケーションの目的を達成しようとします。
 - **質の格率(Maxim of Quality)**: 発言が真実であるよう努めます。具体的な事実や事例を挙げている。
 - **量の格率(Maxim of Quantity)**: 適切な情報量を提供します。必要な情報を過不足なく伝えます。
 - **関連性の格率(Maxim of Relevance)**: 発言が適切で関連性のある情報を提供します。
 - **様態の格率(Maxim of Manner)**: 明確で秩序だった方法で情報を提供します。

**対応**: このコメントタイプは建設的で実際の改善に役立つため、受け手はこれらのコメントを真摯に受け止め、具体的なアクションに反映させるべきです。

### 2. 建設的・抽象的

**特徴**: 改善の意図はあるが、具体的な指摘や提案が不足しているコメント。

**語用論的解説**:
- **協調の原則**: こちらも協調の原則に沿ってはいますが、具体性の欠如により、質の格率や様態の格率が完全には守られていない場合があります。
 - **質の格率**: 発言は真実であるが、具体的な証拠や事例が不足している。
 - **量の格率**: 情報量が不十分である場合がある。
 - **関連性の格率**: 発言は適切で関連性がある。
 - **様態の格率**: 発言が曖昧で不明確な場合がある。

**対応**: これらのコメントも反省材料として受け入れるべきですが、具体的なフィードバックを求める追加のコミュニケーションが必要です。

### 3. 破壊的・具体的

**特徴**: 具体的な問題点を指摘しているが、攻撃的・侮辱的な内容。

**語用論的解説**:
- **協調の原則の違反**: このタイプのコメントは協調の原則に部分的に違反しています。具体的な指摘が質の格率を守っている場合もありますが、攻撃的なトーンや侮辱は様態の格率を著しく破っています。
 - **質の格率**: 具体的な事実が含まれている。
 - **量の格率**: 適切な情報量が含まれているが、攻撃的な余計な情報も含まれる。
 - **関連性の格率**: 発言は関連性があるが、攻撃的な表現が関係を悪化させる。
 - **様態の格率**: 不明瞭で混乱を招く表現が含まれる。

**対応**: 攻撃的な部分は無視し、具体的な指摘のみを検討する価値があります。

### 4. 破壊的・抽象的

**特徴**: 抽象的で漠然とした批判、単なる攻撃や侮辱に終始するコメント。

**語用論的解説**:
- **協調の原則の全面的な違反**: このタイプのコメントは協調の原則に全面的に違反しています。具体性や関連性がなく、建設的な意図も見られません。
 - **質の格率**: 真実性がない場合が多い。
 - **量の格率**: 有益な情報が含まれていない。
 - **関連性の格率**: 関連性がなく、単なる感情的な攻撃に終始する。
 - **様態の格率**: 不明瞭で混乱を招く表現が多い。

**対応**: これらのコメントは無視するか、適切に対処(ブロックや報告)するのが良いでしょう。反省の必要はありません。

### 結論

- **反省すべき象限**: **建設的・具体的**、**建設的・抽象的**
- **反省の必要がない象限**: **破壊的・具体的**、**破壊的・抽象的**

この分類と対応策を踏まえて、フィードバックを効率的に処理し、建設的な改善を図ることができます。

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