総合病院に求められる診療予約システムと、クリニックに求められる診療予約システムの違いについて
こんにちは、総合病院用の診療予約受付システム「MedWell」を提供している、コモン・クリエーションです。
現在、クリニック向けの診療予約サービスは様々な企業によって提供されており、LINE予約や決済機能、患者呼出機能等を含めた多彩なサービスがあります。一方で、総合病院の診療予約については、電話やFAXでのみ受け付けている病院が多く、診療予約サービスはそれほど浸透していないのが実情です。
この記事では、総合病院とクリニック向けの診療予約の違いを踏まえて、それぞれの診療予約サービスに求められる機能の違いについて解説致します。
総合病院の診療予約の特徴
総合病院の診療予約には、クリニックや診療所の診療予約の流れと大きく異なる点があります。
1. かかりつけ医からの紹介を起点として受診される
総合病院では、基本的には患者から初診診療を受け付けておらず、診療にはかかりつけ医からの紹介が必要です。
このため、紹介元の病院に関する情報や、紹介元医療機関からの代理予約など、クリニックでの診療予約にはない導線や入力項目に対応できる必要があります。
2. 大規模病院のため、複数の診療科がある
総合病院は、多くの診療科を有しており、複数の専門診療や検査が必要となることが多いです。そのため、診療予約時に予約すべき項目の粒度や項目数が多岐にわたります。
3. 病院ごとに異なる業務フローによって処理されている
関連する部局やスタッフが多く、また電子カルテ等のシステムは各病院個別にカスタマイズされているため、予約処理の業務といえども、病院ごとに業務フローの違いが大きく生じやすい傾向があります。
総合病院の診療予約システムに求められる特徴
上記の総合病院の予約の特徴を踏まえて、総合病院の診療予約システムに求められる特徴について、特にクリニックの診療予約システムとの違いにフォーカスして説明します。
1. かかりつけ医からの紹介制に対応可能な予約フローが提供できること
総合病院の診療予約では、かかりつけ医の紹介状が必須となります。このため、システムには紹介状の情報を入力および管理する機能が求められます。また、患者自身の予約はもちろん、かかりつけ医からの代理予約にも対応できる導線が必要です。総合病院の診療予約システムでは、このような予約プロセスに合わせた柔軟な予約導線を実現できることが求められます。
2. 複雑な診療科や予約項目に耐えられる、予約項目の柔軟性があること
総合病院の予約システムでは、複雑かつ多様な診療科の予約管理ができることに加えて、診療科や病院ごとに異なる情報を入力・管理する機能が必要です。また、病院ごとの細かなニーズに対応できる柔軟性も求められます。これらの複雑さに対応できるシステムの柔軟性が、総合病院の運用には不可欠です。
3. 個別の病院のシステム構成や業務プロセスに合わせた、カスタマイズが可能であること
総合病院に導入されている電子カルテシステムは、外部システムとの連携が難しいケースが多いです。このため、電子カルテとの連携がうまくいかない場合でも、業務を円滑に運用できる柔軟性がシステムに求められます。また、各病院の運用プロセスに合わせた調整も必要です。これらの病院固有のニーズに迅速かつ効率的に対応するためのカスタマイズ可能性が非常に重要になります。
総合病院向け診療予約システム「MedWell」のご紹介
弊社が提供する「MedWell」は、上記の特徴を踏まえて、総合病院の診療予約に特化したクラウドサービスです。また、患者とのやり取りにLINEを活用しており、患者とのコミュニケーションの質も改善することができます。このサービスは、総合病院の予約における様々な「待ち」を解消することを目指しています。
主な特長
診療予約カレンダーの柔軟な設定：病院の診療予約カレンダーを柔軟に設定でき、患者はLINEから簡単に診療の予約が可能。
メッセージ機能：LINEを利用して、予約した患者に対して迅速に情報を送信。
チャットボットによる誘導：患者はLINEトーク画面から予約の回答フォームへスムーズにアクセスできる。
お問い合わせ
「MedWell」は、LINEという誰もが日常的に利用するプラットフォームを活用し、地域医療支援病院の「待つ」を解消し、診療業務の効率化と患者満足の向上など、よりよい医療サービスの提供をサポートします。
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