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それでもねっとりうっとりしたいのさ。
偏っていたり、一貫していたりする嗜好なんだけれど。歳を重ねるにつれ、苦手になってきたものがある。
たとえば、焼肉屋。肉の階級が声高にアピールされる世の中だが、A5なんてもっての外。ハラミくらいをちょこちょこ焼くくらいが関の山。いつの頃からか、肉は分厚いのを焼いて寝かすものだと覚えてしまったので、もはや網で焼いてすぐ食べる意味もよくわからない。赤身のステーキなら、まだまだいくらでも食べられる自信がある(なんの自信)。
あぁ、焼いたカルビを刷毛にして、タレが染み込んだ大ライスを掻きこんだ日々。あんなに幸せだったのに!
そして、同じくカルボナーラ。作り方もさまざま試して、よく食べてたけれど。もう食べれなくなってしまった。それでも、ねっとりうっとりしたい時があるから困ったものだなぁ。
生胡椒のクリームパスタ
食感をなめらかにしたいので。ニンニクは押して潰して、オイルに香りを移したら、取り出す。あとはいつもの味付けで整えておく。
生胡椒と生クリーム、パルミジャーノとコンテをたくさん削って乳化させるだけ。
シンプルにねっとりうっとり。たまにプチっと爽やかな刺激がたまらない。なんだか、スケベなパスタだわ。
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