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第28話「穏やかで静かで美しい時間」心の声を聞いて人生を照らす物語

私たちは、日々色んな音に囲まれて暮らしています。テレビ、ラジオ、YouTubeなどのメディアからの音、音楽、話し声。さらに車が通る音、風に揺れる木の葉の音、川が流れる音。音は周りにあふれていますよね。

耳は開いたままで閉じる事はできないので、音の環境選びはとても大切
です。いつも聞いている音をやめてみると、自分の内側の声が聞こえる
ようになり、本来の自分へ戻る後押しとなります。


私は歌が大好きで、耳から入ってくる歌はもちろん、心の中でも歌が流れています。歌は感情を表してくれるので、悲しい時は悲しい歌を、嬉しい時は喜びの歌を歌うと癒されますよね。もしかすると、音は感情の源を含んでいるかもしれないですよね。

音という「種」がまかれて、芽が出て。さらに、根を張り枝が伸びる。
そして、花が咲き実がなって。その実が落ちて、土にかえって種が
まかれる。

音、特に「言葉」が私たちを育ててくれるとしたら。成長を促す言葉と
止める言葉があるとしたら。


私が育った環境は「罵声が鳴り響く」環境でした。責めと裁きがいつも
聞こえていました。少しでも失敗すると怒鳴られる。そして、どんなきっかけが親の怒りを爆発させるか、全く分かりませんでした。なので、理不尽さを抱えていました。こんな状況下で人を信頼できるわけがありません。

幼い頃から罵声を聞いてきたので、私の脳内では罵声が鳴り響いている
状態。「失敗や間違い」に対してすぐさま突っ込みを入れる声がするん
です。


だけど、それは私の声ではなくて私を支配する声。邪魔を排除するために、心地よい音を聞き続けました。すると、自分の声かどうかわかるスピードが速くなり、後悔や自分責めをする時間が減っていきました。さらに、頭の中が静けさに包まれる時間が増えて、穏やかな状態でいられるようになったんです。


穏やかな状態が本来の私だと気づき、静かな時間を大切にして、心の声に耳を傾ける。そして、まかれた種から創造力が湧いてくる。美しい時間って、こんな時間なのかもしれませんね💐

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