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漫画原作:『蹴鞠の君~鞠庭秘抄』登場人物

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主な登場人物:(第3話時点)

蹴鞠丸(しゅうきくまる)※主人公 (1097~1162?) 6才。
後の藤原成通(ふじわらのなりみち)。後世蹴鞠の名人として「蹴聖」と称された実在の人物。藤原北家頼宗流、藤原宗通(ふじわらのむねみち)の4男。「御堂関白」藤原道長の玄孫(やしゃご)。家族からは四郎、家人から四の若と呼ばれる。悪戯好きで、手の付けられない腕白な童であったが、蹴鞠との出会いをきっかけに、蹴鞠の道を志すようになる。

藤 裏葉(とうの うらは)※ヒロイン(生没年不詳)7才。
架空の人物。『今鏡』の成通説話の中に登場する、源有賢(みなもとのありかた)家の女房がモデル。母とともに、下級貴族仕えている女童(めのわらわ)。生まれつき声が出ず、他人に心を開くことがなかったが、蹴鞠丸に助けられたことではじめて人に心を開くようになる。

坂上経澄(さかのうえのつねずみ)(生没年不詳)40代。
紀伊国(現在の和歌山県)伊都(いと)郡の郡司的土豪とされている実在の人物。行賢(ぎょうけん)という高野山の僧を殺害したことがきっかけで先祖伝来の地を追われる。先祖伝来の地を取り戻すために、蹴鞠丸の父藤原宗通の家人となる。蹴鞠丸が貴族に化けていた盗賊を見破ったことがきっかけで因縁の人物と思わぬ再会を果たすことになる。

綱丸(つなまる)(生没年不詳)6才。
後の藤原範綱(ふじわらののりつな)。藤原成通の家人であった実在の人物。藤原北家長良流藤原永雅(ふじわらのながまさ)の子。叔父藤原永実(ふじわらのながざね)が蹴鞠丸の父藤原宗通の家司(けいし)であった関係で、蹴鞠丸の乳母となった母とともに、乳母子として蹴鞠丸に仕える。同い年の蹴鞠丸の遊び相手であり、勉学の友でもあり、第一の家人でもある。

午業(ごぎょう)(生没年不詳)20代 
架空の人物。蹴鞠で用いる鞠を作る職人。
平安京左京七条の東市の店棚で、自らが鹿革から作った鞠を商っている。
蹴鞠丸に新作の蹴鞠を持ち逃げされることに頭を悩ませている。

藤袴(ふじばかま)(生没年不詳)20代
架空の人物。沓造(くつつくり)職人。兄午業の店棚の隣で自らが作った沓を商っている。

藤原宗通(ふじわらのむねみち)(1071~1120)32才
蹴鞠丸の父。藤原北家頼宗流藤原俊家(ふじわらのとしいえ)の子。藤原道長の曾孫にあたる。幼名を阿古丸(あこまる)といい、幼い頃から、「治天の君」白河院の元で養育され、院の近臣として活躍。正二位右衛門督検非違使別当として、平安京の治安を担う検非違使庁を統括している。温厚な性格だが、最高権力者の元で育てられたこともあり、他者の気持ちを察することに奇妙に疎いところがある。

藤原季清(ふじわらのすえきよ) (生没年不詳)30代。
平将門を討った藤原秀郷の子孫。歌人西行こと藤原義清(ふじわらののりきよ)の祖父。京の治安を守る検非違使尉(けびいしのじょう)で、蹴鞠丸の父の藤原宗通の部下。武芸や故実に通じた武者で六位右衛門尉。同じく紀伊国出身である坂上経澄とは義兄弟の契りを交わした間柄。

・盗賊頭 30代
架空の人物。15年前、紀伊国から京に向かう坂上経澄を騙し、先祖伝来の太刀を奪い去った盗賊。15年後、貴族に化けて悪事を働いていたところ、経澄とひょんなことから再開を果たすことになる。


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