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#46 はじめの第一歩

どうも、こみっくです。

夏休みですね。嬉しいですね。

みなさんゆっくりできているでしょうか。
貴重な夏休みの時間をぜひ楽しんでほしいと思います。

さて、僕は今年度働いている自治体(兵庫県西宮市)でCanvaの実践交流をするコミュニティを立ち上げました。

まあ、正確にいうと立ち上げに誘ってもらった感じですね。
便乗系男子です。

Nishinomiya Canva(略してニーキャン)という名前で活動しています。
今までの動きをざっとまとめてみます。

4月 相方のツネさんからニーキャン立ち上げの誘いを受ける。意気投合。
      ニーキャンの活動をスタート Teamsでグループ作成
5月 ニーキャンのコンセプトや今後の動きについてミーティング(朝マクド)
6月 オンラインにてニーキャンキックオフイベント開催
      Canvaとは?+ワークショップ計60分。市内の先生方30名弱が参加。
7月 大阪のCanvassador柴田先生をお迎えしたオンラインワークショップ
      70名弱が参加。過去一の盛り上がりに。

※相方のツネさんはすごい人です。ニーキャン以外でもいろいろと活動されています。

そして、先日市内の学校にICT研修としてCanvaのワークショップを依頼され行ってきました。
ありがたい!
きょうはこの研修で感じたことを書いていこうと思います。


思えばきっかけは縁

そもそもなぜこの研修が実現することになったか。
その辺から話していこうと思います。

昨年まで一緒に働いていた先生が管理職となり異動されることになりました。
その先生とは学年を5年生・6年生と2年間続けて一緒に仕事をさせてもらいました。
ご迷惑をたくさんかけた2年間でした。

今年別の学校に管理職として異動されると分かり、大変ショックを受けた僕は最後に「いつでも僕を呼んでくださいね」と、訳わからないことをいってその先生とお別れしました。

で、今年の6月ごろ。
その先生とお会いする機会があり「ウチの学校でICTの研修やってよ。」とお誘いを受けたのがスタート。

僕は昨年度校内で有志で参加する形のICT研修を多く開催していました。
その先生も参加して下さっていて、それを新しい学校でも広めたいと思ったそうな。

僕は速攻で「やります!てかやらせてください!」
と、返事をしてこの研修会が実現したのだった。

一緒に働いてきた縁がこんな形になるんだ。と驚きにも喜びにも似た感情が押し寄せてきました。
結局は人と人。声をかけてくださった先生には感謝しかありません。

研修会で意識したこと

とはいえ、僕自身他の学校にお邪魔して研修の講師をするなんての生まれて初めての経験。
何をどうすればいいのかよくわかりません。

そこで、今まで受けた研修を思い出してみました。
どんな研修が楽しかった、自分に身になったか。
逆にどんな研修が楽しくなかったか、しんどかったか。

研修を受ける側の気持ちになってみることで、少し何かが見えてきました。今回、90分間の研修会を依頼されたのですが、ここで意識したことを簡単に書いていこうと思います。

①その学校特有の話題に触れる

事前にその学校のHPを見ておきました。
すると、グラウンドの近くにビオトープがあることや近日夏祭りが開催されるというようなことがわかりました。

また、研修会前に担当者と打ち合わせをしていると午前中防犯研修をしていたことがわかりました。(ICT研修はそのあと午後に開催)

このちょっとした話題を研修の最初に触れるようにしました。
例えば
「午前中の防犯研修お疲れさまでした。午後からはICT研修よろしくお願いします。」
「明日夏祭りなんですね。やぐらが本格的でかっこいいです!」
とか、そんな他愛もない話から研修を始めました。

すると、参加者のなかには「なんで知ってるの?」という顔をする方がおられました。
こういう話題から始めて「お、なんかこの人私たちの学校のことを知ってくれている」と思ってくれたらいいなあと思って取り入れてみました。

それと、ワークショップに使うスライドにその学校名前の頭文字をとったCanvaの説明をしました。

こ…こんなにも
み…みんなびっくり
つ…つかいやすくて
く…クオリティーが高い

例として「こみっく」でCanvaの説明をしてみました。
これを学校の名前でやるイメージです。

質の高さは別として、学校の名前を出すことで参加者が自分事に引き込めたらなあと思い、やってみました。
(これは7月のニーキャンオンラインイベントで柴田さんがされていたのを真似しました。)

②ワークショップの時間を多くとる

ぼくが前でCanvaめっちゃいいんですよ~。と、いくら語っても触ってみないと分かりません。
百聞は一見に如かずです。
いや、この場合百聞は一触に如かず。かな?

研修会自体は90分1本勝負。
そこで、セミナー15分+ワークショップ75分という構成でいきました。
本当はもっとワークショップの時間を取れれば良かったのですが、そこは僕の悪いクセ。
ついついセミナーで話過ぎてしまいました。
ここは反省点なので、次に生かしたい。

研修会冒頭で
「とにかく今日は皆さんにたくさんCanvaを触ってもらいたいです!」
と、宣言しておきました。

今までの研修会を思い出してみた時に90分間座って話を聞くだけはあまりに辛い。
そうではなくてとにかく触ってもらおう。
それがCnavaを知るきっかけになると思ったからです。

この形での研修会はCanvaと非常にマッチしていて、こちら側としても非常にやりやすかったです。

③とにかく話しかける

皆さんがワークショップをしている間、とにかく僕は参加者の皆さんに話しかけまくりました。

「わあ!すごいですね。」
「○○先生の作り方素敵ですね。」
「何かお困りですか?」
みたいな感じで。

思えば、僕ら教師が普段授業で子どもたちにやってることと同じやん。(笑)

その中で、いいなと思ったスライドについては前のスクリーンに映して、△△先生の作品めっちゃいいですよー。と紹介する。
これも普段授業でやっていることか。(笑)

こちらから話しかけることで、向こうからも話しかけてくださるようになりいい循環が生まれたのではないかなと思います。

④初めてCanvaを触った時のことを思い出しながら

今回お邪魔した学校の先生方は初めてCanvaを触る方がほとんどでした。

僕はまあまあCanvaを触る方ではあります。
かと言って、めっちゃ詳しいかというとそういうわけでもありません。
その辺の話も研修会の最初にしました。

ただ、Canvaというツールを初めて使った時、こんなに便利な機能があるんだ、と知った時。
とても感動したことをおぼえています。

その感動をたくさんの人に味わって欲しい。
こんなに便利なんだと知って欲しい。

でもそれを押し付けるのではなく、あくまでこんなん使ってみてもいいんちゃいます?のスタンスで。

今僕自身、Canvaをそこそこ使っているレベルですが、初めて使った時の感覚を大事にしたいなと思っています。

これくらい分かるでしょ?
こんなん知ってて当然だよ。
ではなく。

謙虚な姿勢って大事だなと思っています。

⑤ちょっとしたプレゼントを

こうして研修会にわざわざ呼んでくださっているので、少しでも何か皆さんに還元したい。
この気持ちは大事かなと思っています。

校内での自主研修会でもそこは意識してきたつもりです。

今回の研修で言えば、「Canvaの登録をする」がスタートでした。
無事に参加してくださった先生方全員がCanva for educationの登録をすることができました。

この登録をすることで、いわゆるプロ版が無料で使えますよ!ということを伝えると
「え!」とか「すごい!」という声があがりました。

「登録できれば今日からすぐに使えます。」
「2学期の授業でも役立ちます。」

こういうちょっとしたプレゼントを送ることができれば・・・嬉しいですよね。

研修会を終えて

研修会の最後に参加者の先生方に感想を書いて頂きました。

ありがたいことに「楽しかった」「ありがとうございました。」というご感想ばかり。
お礼を言いたいのはこちらの方です。
本当にありがとうございます。

その感想の中で一つ目を引くものがありました。
それは
「ICT系はとても苦手でしたが、今日の研修は楽しく学べました。」
という文脈の感想でした。

なんとなくICT系ツールが苦手だという先生にもこの研修が届いているんだと思うと、これ以上の喜びはないかもしれません。

そした何よりCanvaというツールの強さを改めて感じました。
僕の力量とかではなく、Canvaが持つ操作性の良さが際立った研修会だったと思います。

こういう「楽しかった!やってよかった!」という声をどんどん市内に広げていきたいです。

はじめの第一歩

だるまさんが転んだでは『はじめの第一歩』と言ってからスタートします。(地域差あるかも)

このはじめの第一歩が大切。

今回の研修で感じたのは
「Canvaってよく聞くけど何かよくわからん」
「Canvaを使いたいけど登録の仕方がわからん」
「Canvaの登録したけどその後何もしてない」
という方もおられるということ。

つまり、はじめの第一歩がなかなか踏み出せずにいたのです。

今回の研修会ではじめの第一歩を少しでも多くの人に踏み出してもらえれば嬉しいです。

なんでしょう、スタートラインに立っている人たちの背中をそっと押す。
そんなイメージですね。

参加者の先生方にとってもはじめの第一歩だったと思いますし、僕にとっても研修会の講師をするというはじめの第一歩だったわけです。

本当に貴重な機会となりました。
僕を呼んで頂いた先生方には感謝しかありません。
またこういった機会があれば僕も全力で挑みたいと思います。

自分の働いてる自治体をどんどんエンパワメントしていく、そんな人になりたいと改めて思いました。

今回は長くなってしまいました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!!

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