#47 職員室に本を置いたら、なんとなく職員室があったかい雰囲気になった話。
どうも。こみっくです。
夏ですね。早いものでもう8月です。
教員の皆さん、気をつけてくださいね。
8月に入ると夏は一瞬で過ぎていきます。
ドラゴンボールでいうと、柱にのって移動する桃白白くらい早いです。(伝われ)
始めに言っておきますがタイトルに「あったかい雰囲気になった」と書いていますが、うちの職員室が殺伐としていたんだけど…という文脈ではありません。
本当に居心地のいい、ステキな職員室ですよ。
そんな職員室で嬉しいことがあったよ。というお話です。
さて、本題です。
実は最近、同僚と「最近の若手って本読んでるのかなあ」という話をしました。(主語が大きくてすみません。)
まあ言ってしまえば読んでいる人は読んでいるでしょうし、読んでいない人は読んでいないのだろうなあと思います。
「当たり前やろ」とツッコミが入りそうですが、本を読む人とそうでない人の差はなんだろうかと考えた時に、ひとつの仮説が浮かびました。
それは、本をあまり読まない人にとって「読書に向かうまでのハードルが高いのではないか」という仮説です。
僕も過去そうでしたが、本を読むってハードル高くないですか?
まず、本を選ぶ。
これが大変。
書店に行っても本がたくさん並びすぎてどんな本がいいのかよく分からん。
いくつかの本を取り出してペラペラとページをめくってみる。
その作業を数冊繰り返す。
それでもやっぱりどの本がいいのか分からん。
これ、ありませんか。
というかそもそも、この暑いなか「よし。本を買いに行こう。」と思えるでしょうか。
読書が好きで行く人はわかります。
ただ、普段読書をあまりというかほとんどしない人が本屋へわざわざ行くかなあ。と思うわけです。
そして、本を読み始めてからもハードルが高い。
本を買ったからには自分のものにしたいと、一生懸命読む。
でも活字を読むのは大変だから続かない。
これもあるあるですよね。
そこで、今回「読書に向かうまでのハードル」を極限まで低くしてみよう。
本を職員室に置いておき「フリーペーパー状態」にしておいたらええやん。
という考えに至ったわけです。
というわけで、今回本を読むきっかけ作りをしたいと思い「職員室に本コーナーを設置する」ということをやってみました。
※ここで強調しておきたいのは「読書を強制する」というわけではありません。学びのひとつのツールとして本を読むのもええよん。ということを職員室内で発信したということです。
まずは、こんな本がありまっせ。とフライヤー(広告)をCanvaで作成。
紙で机に配布するのと職員用のTeamsに投稿。
Canvaのいいところは簡単に作れて、見る側が興味を持ってくれやすいところです。
読みやすくて面白い本は🔰をつけることで、さらに手に取りやすいようにしています。
これらの本を職員室に置いておきます。
どうぞどうぞ。早い者勝ちですよ。
と、置いておきます。
正直なことを言うと、こんなんでみんな本取ってくれるのかな…と思っていました。
まあ、だれも取ってくれなくてもそれはそれでいいかな。とも思っていました。
しかし、その思いとはうらはらに、若手の先生方が手に取って読んでくれていました。
中には、「この本、持って帰って夏休みにゆっくり読んでもいいですか?」という声も。
同じ学年を組んでいる後輩は「この人が書いている他の本を探しに書店まで行ったんですけど、ありませんでした~。ほかにおすすめの本ありますか?」と言われました。
書店までわざわざ見に行くというアクションを後輩が自分で起こしたこと。
それがなにより嬉しかったです。
若手のために取り組んだ今回のことが、思わぬところでも反響が。
なんとベテランの先生方にもお声掛けいただきました。
「この本かりるね~!」とか「先生が置いてくれた本、良すぎて買っちゃった!」というお言葉。
これ、すごくないですか。
僕よりはるかベテランの先生方が本をわざわざ買ってまで繰り返し読もうとされているんです。
その学び続ける姿勢に僕は本当に感動してしまいました。
そして、何よりうれしかったのが職員室の先生方が置いていた本を持ち寄って「ここのページいいよ。」とか、「その本後で見せてください!」という交流が生まれていたことです。
思ってもいないことが起こったのです。
若手とかベテランとか関係なく、本を共通言語にして1つの話題で盛り上がる。
改めて職員室に本を置いてよかった。
夏休みという余裕があるときだからこそ、こんな取り組みをしてみるのもいいかもしれないなと思いました。
リッケンさんのいう「近フルエンサー」のような存在でありたいと思う今日この頃です。
↓リッケンさんのNote ステキな記事ばかりです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?