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懇談会で話そうと思っていたこと②

おはようございます。
Comfortable Days よーこさんです。


クラス懇談会は、
コロナウイルスの影響で中止になったので、
話そうと思っていたことを書き出してみました。
口語体になってます。
今日は、遊びなどのこと。

遊び
「自分で選んで自分で決める。
好きなことをとことん行い、
苦手なことや新しいことにもチャレンジ」

これが、4月にお話した遊びの目標でした。

コーナーに遊具を設置して、
季節やプロジェクトに応じてコーナーを変え、
それぞれが興味に合わせて遊べる様に
環境を整えてきました。

プロジェクトとは、
テーマを持ち、
一定の期間を持って計画実践していく
遊びの事を意味しています。
全員が知っているところから始め、
環境の中に刺激があったり、
サークルタイムで話し合ったり、
知識を広げたり深めたりしていくものです。

これから、小学校でも
アクティブラーニングが取り入れられ、
話し合うこと、
自分の意見を言ったり、人の話を聞いたり、
その中でヒントを得て、
さらに自分の意見を深めること、
また、自らプロジェクトに取り組んでいく
主体的な活動が、授業の中でも
行われていく様になると思います。

年齢相応のプロジェクトやサークルタイムを
行うことで、
そういう刺激を与えたり、
そういう芽を芽生えさせたりしたいと
思ってきました。

ドキュメンテーションは、
そのプロジェクトの様子を
保護者の方にも見て欲しい、
子ども達にも自分達の活動を振り返るものに
して欲しいという思いで作ってきました。
沢山の感想を頂けると、作る励みになります。

コーナーには、変わらず必要な遊び、絵本やままごとやお世話、積み木など、と共に、興味に応じて変えていく柔軟さを持つ様にしました。
それぞれの場所に分かれて、それぞれが、自分のしたい事を自分一人で、または数人の友だちと一緒に、これは、どちらも大切です、行っています。

コーナーでそれぞれがしっかり遊べる事で、
保育士がもっと関わって遊びを知らせて
いった方がいい様子の子や
その日落ち着かない気持ちを持っている子、
また新しいカードゲームなどのルールを
知らせていく様な場を作る事が出来ます。
ルールを把握出来た子が増えると、
ほかの子に教え合いながら、行い、
現在は、カードゲームを
子ども達だけで行う姿があります。

コーナーを変えるたびに
ロッカーの位置などが変わりましたが、
保護者の皆さんも柔軟に対応して下さって、
ありがとうございました。

そして、
いつもコーナーで遊んでいるだけではなく、
みんなで行う活動も、
もちろん毎日行っています。

友だち関係。
ゆり組の子ども達は、とても優しいです。
友だちを気遣う文化があります。
そういうクラスの雰囲気を作る事が出来て、
本当に良かったと思っています。

相手にも気持ちや都合があるんだと
気づくよう声かけをしてきました。

色々な個性を持つお友だちがいます。
それをそのまま受け止めていて、
その子を丸ごと、その子として受け止めて
います。
こんな素晴らしい4歳児に育ってくれて、
本当に素敵だと思います。

この先、そんな温かいだけの人間関係では
ないことと出合う時が来るかもしれません。
でも、その時、子ども達の基盤に、
今の人に優しく、
人を受け入れる気持ちがある事で、
人生をより良く生きていける、
そう信じています。

あまり大きなけんかなどは見られない
ゆり組さんですが、
ちょこちょこしたトラブルは、あります。
保育士が一緒に考えることで、
状況や気持ちを整理していき、
自分達で解決に向かえるようにと
思っています。
小学校に行けば、四六時中先生がいる
という状況ではなくなります。
その時に、自分たちで解決する力に
なっていて欲しいと思います。

小さい子ども達への気づかいは、
とても素晴らしく、
安心して見ていられます。優しいです。
先日は、積み木遊びを一緒にしたり、
散歩に出かけたりしました。

また、みんなで何かする、という活動は、
4歳児にとって、とても良い刺激になり、
課題となります。
発表会の姿を見て頂けたでしょうか?
それぞれが自分の力を存分に出しながら、
みんなで協力する、
素敵な劇と合奏だったと思います。

3月には、お別れ会を
ゆり組がプロデュースします。
これから、ここに向かって取り組みます。

言葉について。
あいさつは、とても大切です。
ゆり組の保護者の方は、朝、必ず保育士の
ところに連れてきてくれて、
皆さんもあいさつしてくださいます。
子ども達は、大人の様子ちゃんと見てますよ。

自分の思ったこと、経験したことを話す
ということは、大切です。
意識してその様な機会を持っています。

でも、サークルタイムでは、
無理に喋らせることはしません。
聞くと言うことも大切だからです。
聞くことで自分の考えが出来ていくことも
あります。

お当番の時などに、必ず話す場面などを
作ります。
大人でも大勢の人の前で話すのは、
緊張しますよね。
子どもはなおさらです。
自分の名前を言うだけでも、
素晴らしいことなんです。
でも、ちょっとしたお題、
例えば今日の朝食べたものなんてところ
からだと、話しやすいです。
そうする中で、
みんな堂々と話せる場面が増えてきました。

その時、単語で「ぱん」とかではなくて、
「今日の朝は、パンとヨーグルトを食べました。」などという文章で話せるように、
少しずつ言ってきました。
だいぶ出来る様になってきて、
サークルタイムでの話方などにも
良い影響が出てきています。

運動面。
鉄棒、縄跳び、登り棒、とび箱など、
目に見えて成果があるものもありますが、
就学前のこの時期に大切なのは、
土台となり、基礎となる身体作りです。

毎日毎日鬼ごっこをしていますね。
毎日体操をして、マラソンをしています。
外で走る、何より大切なことです。
散歩に出かける、一定の距離を歩く、
とても大切なことです。

鬼ごっこについては、
ばらの時から取り組んできました。
鬼ごっこは、運動面と共に、
社会性を育む素晴らしい活動です。
「ルールを守ることで楽しく遊べる」
ということを学んでいくからです。

「タッチされたくないという気持ちがあってもタッチされたことを認める」
これは、なんと大きな葛藤のある
心の動きでしょうか。
最初は、よく泣いていました。
「タッチされてない」「痛くした」
タッチされたくない気持ちを正当化しよう
として、相手のせいにする、
でも、受け入れないといけない、
その葛藤の日々を乗り越えて、
「ルールを守ることで楽しい」
という境地に達するんですね。
まだ、葛藤中の子もいるし、
葛藤が嫌だからしないでおこう
という子もいますね。

運動会の登り棒について、
ご質問もありましたので、
ここで、簡単にお話させて下さい。

基礎土台を作りながらも
そのクラスの状況に合わせて、
色々な活動を行います。
半年間取り組んできた事を発表する場として
運動会があるので、
そのクラスのその年の活動に応じて
ということになります。

毎年、鉄棒、登り棒をするという事が、
恒例の様になっていた時期もあったと
思いますが、
出来ない子を大人が無理に押し上げる様な
登り棒をする事が本当に大切なことなのか?
などの話し合いを職員で行いました。

見ている者にとってどうかではなく、
子ども達にとってどうかという視点で
内容を決めていこうと話し合いました。
昨年もしたから今年もということではなく、
そのクラスの活動に応じてということに
なりますので、ご理解頂きたいと思います。

そんな現在のゆり組さんです。

きく組に向けて。

きく組になると、
保育園の最年長ということで、
子ども達の意識も更に高くなります。

年長さんだけが行う行事も増えます。
活動の内容も広く、深く、複雑になります。

大切なのは、早寝早起き朝ご飯で、
体と心の調子を整えることです。

目覚めてすぐでは、
元気に活動出来ませんね。
遅刻しそうにバタバタと仕事に行った時、
お仕事のパフォーマンスは上がりますか?
そこは、お家の方の出番ですよ。

2年前のことを覚えていますか?
あの頃の課題は、
今は、当たり前に出来ることです。
それは、その日々を重ねてきたからです。

例えば、赤ちゃんが、歩くまでには
首が座り、寝返りして、お座りして、
毎日毎日ハイハイして、
つかまり立ちをして、
やっと最初の一歩を踏み出します。

そこまでには、沢山の日々がありましたね。
確実な準備の日々です。
でも、歩き出したら、もう歩くことは、
当たり前になります。

今、子ども達は、歩く事が当たり前になる
少し前の赤ちゃんと同じです。
そこには、確実な準備が必要です。
さあ、どうやって準備をしますか?

それが、自己肯定感です。
自分は大切な存在だと
心の奥で感じることで育まれます。
それには、保護者の皆さんの愛が必要です。
毎日毎日の子ども達との関わり、
これが、子ども達の自己肯定感を育みます。

4月の懇談会でもお話しました。
欠点の様に見えるところにばかり、
目が行きがちです。
でも、いいことろを見てあげましょう。
いいところに意識を集中して、
見てあげると見えてきます。
その事を沢山伝えてあげましょう。

そして、
子ども達の話す言葉に耳を傾けて下さい。
聞き流さないで下さい。
子ども達の言葉は、宝物です。
言葉の中に、気持ちがあります。

そんなに喋ってくれなくなる日が
来てしまう前に、
沢山のお喋りを重ねましょう。
今、今の子どもの言葉に、
耳を傾けてあげましょう。

字を書いたり、数字を理解したりするのは、
認知能力です。
その土台となる非認知能力、
これを今、伸ばしていきましょう。
今が一番伸びる時期だし、
伸び幅が大きい時です。

最近よく言われることですが、
自己肯定感を育み、
非認知能力を高めることは、
土地を耕していく様なこと、
字や数字は、ビルを建てる様なもの、
いくら高く積み上がっても、
周りに土地がなければ、
それ以上の発展はありませんね。

終わりに。
長くなりました。
皆さんで集まって懇談会したかったし、
文字ではなく言葉としてお伝えしたかった
です。本当は、
保護者の皆さん一人一人の声を聞きたいし、
サークルタイムの様に、
ディスカッションしたかったです。

感想や思ったこと、感じたこと、
これからこうしたいと思ったことなど、
書いて頂いたり、話して頂いたりすると、
嬉しいです。待ってます。

ありがとうございました。


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