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しまむらブラから下着屋さんデビューした話

下着に気をつかったことはあるだろうか。
「人から見えないからこそ好きなものを身に付けられる!」と思う人もいれば、「人から見えないんだしなんでもいいや」と思う人もいるだろう。
わたしは後者だった。
24年生きてきて、半年ほど前まで、母から買ってきてもらったしまむらのノンワイヤーブラジャーを着用しているような、そんなタイプだった(高校とか大学くらいからずっと同じものを付けていた)。

そんな人間が下着屋さんで下着を買えるようになるまでのお話。

ちーちょろすさんとの出会い


たしか、Twitterをふらーっと見ていた時だと思う。
こんなツイートが目に入ってきた。

実際に見たのはこれの前のアカウントだったと思うので、このツイートそのものではなかったと記憶しているが、言っていることはこれと同じことであった。

こんな動画もあった。

わたしは先ほども触れた通り、恥ずかしながら自分で下着を買ったことがなく、当然自分のサイズもよくわかっていなかった。
このようなツイートや動画を見て、単純に、「自分のサイズ知らないな。さすがに知っておいた方がいいかな」と思ったことがきっかけで、下着について調べるようになった。


ワコール 3D smart & tryを体験してみた


採寸をしてみたいと思ったものの、下着屋さんに行ったことがないわたしにとって、いきなり店員さんに採寸してもらうのは抵抗があった。
そこで、3Dボディースキャナーで計測して合う下着を提案してくれる、ワコールのサービスを試してみることにした。

3D計測では、バストのサイズはもちろん、ウエストやヒップ、二の腕や太もも、バスト高やウエスト高など…本当に様々な部位のサイズを採寸してくれる。
その採寸結果に合わせて、ブラジャーやショーツなどのサイズを提案してくれるというものだった。
これがなんと無料。ワコールさんすごすぎる。


サイズが書いてある紙をもらえます。本当にめちゃくちゃ詳しい

本当だったら…この採寸のあと、実際にフィッティングしてもらった方がよかったのだが、なにせ下着屋さんに入ること自体が初めてのわたし、独特な空気感に堪えかねて出てきてしまった。
結局、何が合うのかわからないまま、わたしの3D採寸は幕を閉じた。


3D採寸から3ヶ月、下着屋さんに行ってみる

①リサマリ


3D採寸ではフィッティングをお願いできず、せっかくの機会を無駄にしてしまったことを後悔しており、でも下着屋さんに行く勇気も出ず、3ヶ月が経っていた。

この3ヶ月の間にわたしの環境に変化があった。
ひとつは彼氏ができたこと、もうひとつは、その彼氏との初めての旅行が1ヶ月後に迫っていることだった。
おそらく、そういう雰囲気になるだろう。

これより前に彼氏がいたこともあったが、その時はしまむらのノンワイヤーブラで臨んていた。
その結果、言われたのが「うみかの下着は子供っぽいよね」だった。
しかもこれ、たしか電車を待っているときに言われたのだ。
さらに言うと、今思えば別れる数週間前だった気がする。

こんなこともあり、次はちゃんとした下着を買おうと思っていた。

最初に紹介したちーちょろすさんが、初心者におすすめの下着屋さんをいくつか挙げており、リサマリなら仕事帰りに寄りやすい場所に店舗があったので行ってみることにした。

入った瞬間感じたのが「かわいすぎる…」ということだった。
これは「かわいすぎて語彙力失っちゃった」のかわいいではなく、「かわいすぎてこれ以上お店にいたら場違いと思われそう」のかわいいだった(そもそも好みとは外れていたということもあり)。

結局お店を1周だけして出てしまった。

今日は絶対に下着を買うぞ!と決めていたので、リサマリを出てきてしまったことをかなり後悔していた。
また行ったら「また来たよ」とか思われるかな…そもそもデザイン的にあまり好きになれなかったな…彼氏受けだけを狙って買うのはちょっとな…自分も好きなデザインにしたいし…でも今日ここで帰ったらまた勇気を出していかなきゃいけないし…とぐるぐると様々な感情が渦巻いていた。


②ウンナナクール


とりあえずトイレに行って一旦考えようと思っていたら、ウンナナクールを発見した。
ここも、ちーちょろすさんがおすすめしていた店舗の一つだった。
同じ建物の中に入っているとは!とりあえず入ってみることにした。

デザイン的には圧倒的にウンナナクールの方が好きだった。
リサマリもかわいかったが、やっぱり「かわいすぎる」。
服もわりとシンプルめが多く、フェミニンなデザインは個人的にはあまり好きではなかったので、下着も、女の子らしさを詰め込んだ!みたいなデザインにはやはり抵抗があった。

(何度も言うがリサマリが嫌いなわけではなく、本当にかわいいと思う。わたしの好みではなかった、という話。)

平日の夜に行ったのだが、お店は店員さん1人で対応しており、お客さんも2,3組が常にいる感じであった。

ざっと見てみて、気に入ったデザインは見つけたのだが、そもそも自分のサイズがわからないので、どのサイズを手にとったらいいのかわからない。
3D採寸でおすすめのサイズは出されていたが、嘘でしょ?と思うような大きいサイズだったのでなんだか手に取りにくく、結局、普段つけているノンワイヤーブラのサイズに近そうなものを選んでみた。

よし、決まった、店員さんに採寸とフィッティングをお願いしよう…と思ったら、2つある試着室がどちらも埋まってしまっていて、店員さんはその対応に追われていた。
服屋さんでも「試着していいですか?」と声をかけるのがほんと~~に苦手なので、初めて入ったお店で、忙しそうな店員さんに声をかけるのは、わたしにとって相当な勇気が必要だった。

でも声をかけなければ何も始まらない。
勇気を振り絞って「今の試着が終わってからで大丈夫なので、採寸とフィッティングをお願いしてもいいですか?」と声をかけた。
店員さんは優しく対応してくださって、番号札を渡され、「終わったらお声がけします」と伝えられた。

そして、わたしの番が来て、まずは採寸をしてもらった。
結果、採寸の時点で思ったよりも大きかった。
3D採寸ほどの衝撃はなかったが、それでも「わたしの胸ってこんなに大きかったのか」と思った(もっと小さいと思っていたので)。
普段のサイズに近そうなものを持ってきたが、それも小さかったわけで、採寸サイズに合うものを新しく持ってきてくださった。
すると、「これはカップが小さめの作りなのでもう1カップ上げてもいいかもしれません」と。
そんなこともあるのかと、言われるがままそのサイズを付けてみると、たしかにぴったりだったし、シルエットがきれいに見えて、とてもテンションが上がった。

結局、この日はブラとショーツ、2セット購入してお店をあとにした。


今回の気づき


  • 下着屋さんは怖くない

わたしは、おしゃれな服屋さんに入るのも怖いタイプなので、下着屋さんに入りにくいという気持ちは痛いほどわかる。
でもそれは最初だけで、今は1人で何も気にせず入れるようになった。
「試着したい」と声をかけるのも以前よりはスムーズに声をかけられるようになった。
といっても、わたしはあれからウンナナクール信者になったので(笑)、ウンナナクールにしか入っていないが。
最初に行った店舗以外にも何店舗か行ってみたが、どこも本当に丁寧な接客をしてくれる。
安心して入れる、大好きなお店になった。
もっと慣れてきたら、ほかのブランドにも行ってみたい(といいつつ、本当にウンナナクールが好きすぎる…)。

  • ブラは自分が思っているより上の位置で付けるものだった

以前までブラは、胸を隠す布をつけているだけ、という感覚だった。
きつさが苦手だったので、ストラップもかなり長くしていたと思う(何もつけていない状態の胸の位置と変わらない位置にブラをつけていた感じ)。
ちゃんと採寸をしてフィッティングをしてもらって、自分に合ったものをつけると、胸が正しい位置になってくれるし、シルエットがきれいに見える。
これだけで自信になった。

  • かわいい下着はテンションを上げてくれる

特に新しい下着をおろすとき。
つけるだけで「今日のわたしは違うぞ」と思えるような、そんな感じ。
感覚的な部分なので説明しづらいのだが、新生活が始まるときのようなワクワク感があると思う。
わたしの場合は、彼氏から褒められるのもテンションが上がる。
自分のテンションが上がるのももちろん大切だが、やはり彼氏に喜んでもらえたら嬉しい。
全彼氏の皆さんは、彼女のつけている下着が好みじゃなかったとしても、とりあえずかわいいと言ってほしい。
それだけで絶対に彼女の自信になるはずだから。


下着屋さんに行くこと、最初は本当に勇気がいることだと思う。
でも、行ってみたらメリットしかなかった。
ぜひ!ぜひ!!勇気を出して行ってみてほしい。
応援しています☺

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