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オーシャンビューに電線はいらない

Cometa伊勢志摩の最大の売りといえばやはり眼下に広がるオーシャンビューですよね。

現在のcometa伊勢志摩から見えるオーシャンビューはタイトル写真の様に右手にちらっと電柱が写っていますが、海との間には電線がありません。

けっこう残念な電線の映り込み

こちらが約1年前、2023年春にわたしが志摩市に移住したばかりの頃の朝焼け写真です。

元々のオーシャンビュー
元々の電柱と電線経路

でも元々は海岸道路に沿って電柱は建てられていて、電柱と電柱の間には電線がつながっていたんです。そして海岸道路から上段の住宅地にはcometa伊勢志摩の敷地の中にある電柱を経由して電気が送られていたのですが、この電柱の立っている位置が、ちょうどゲストエリアを建設しようという位置であり、もう一本はそのための建設用車両がターンをするための場所だったのです。

電柱移設要望書を提出

このため中部電力さんと折衝を繰り返し、電柱の位置と、電線の経路をcometa伊勢志摩建設と干渉しない場所に移動をしていただくことになりました。せっかく電柱を移動できるチャンスです、ここで思い切って、海岸線を横切っている本線そのものを、敷地の北側経由にしてもらえないかと交渉をしてみました。

わたしの電柱移設要望

このかなり無茶とも言える電柱、電線経路移設要望をなんと中部電力さんは100%かなえてくれました。このプランだとお隣の敷地にも電柱を建ててもらう必要があったのですが、お隣さんからも快く了解をいただけました。
電柱には街路灯がついていて、それは防犯灯でもあるので、電柱を撤去しちゃうと防犯灯がなくなってしまうっていう問題もありましたが、市役所さんにうちで仮設の防犯灯をつけ、後々は敷地の入り口に駐車場灯火を設置するという約束をして、防犯灯の撤去にもokをいただきました。

電柱、電線移設工事

電柱新設作業
電柱撤去作業

電柱の移設ですが、なるべく停電時間を最小化するために、先に電柱を新設しておいて、そこの電線を通しておいて、新しい電線経路に切り替えてから、従来の電線を撤去して、最後に電柱を抜きますよね。

新しい電柱は薄い鉄板を釣り竿のように伸ばしておいて、その中に後から中身を詰め込むような感じで造っていきますが、古い電柱はすべてコンクリートでできているので、とんでもなく重いのです。これらはほとんど機械でやるのかと思っていましたが、恐ろしく人力だよりな作業であることがわかりました。

あと簡単に倒れてはいけないものなので、とんでもなく深く埋め込まれているんで、簡単に抜けるようなものではないのですね。作業期間を短縮するために、作業員の数、作業車の数に本当にびびりました。隣の駐車場が作業用車両で埋まるくらいです。これって数百万レベルの工事やん。

めっちゃ簡単に要望書だしちゃいましたけど、中部電力様、本当にありがとうございました。けっして後で裏切って新電力会社に走ったりしませんって、本当に恩義を感じています。

最後に残った電柱1本

こうしてすべての電柱と電線が取り除かれて、現在のcometa伊勢志摩の素晴らしいオーシャンビューができあがることになったのです。


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(株)Into the Wild
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