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データの世紀

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2019年度の新聞協会賞を受賞した日本経済新聞社の「連載企画『データの世紀』とネット社会に関する一連の調査報道」の次期連載に向けて、このマガジンでは「データの世紀」をテーマに書か…
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死んだ人の声を聞きたいか自分に問うた

この企画を聞いた時に真っ先に思い出した言葉があります。 「私のゴーストがそう囁くの」 知っている人もいるかともいますが、 攻殻機動隊というアニメの主人公・草薙素子が発するセリフです。 ここでいうゴーストというのは、 その人がその人足り得る根源的なものの総称として表現されています。 そんなことを思い出しつつ、 死んだ人の声を自分が聞きたいか自分に問うてみました。 結論から言うと、 「聞かなくていい」 と言うのが私の今現在の私のゴーストの囁きです。 この結論に至った考

データが導けるのって「正解」というよりもむしろ「ありえそうな解」というのが私の感覚

データの世紀のご意見募集第3弾。 仕事でデータを使っていますし、私のこれまでのキャリアを省みるとデータとは切っても切れない関係があるので、自分の考えを書くことにしました。 さて、企画の内容の確認から。 ・データの分析が導く「正解」は、どのような場面や分野で人間の判断よりも勝ると思いますか。逆に「この場面・分野は、データ分析ではなく人間の判断が優先されるべきだ」というケースは、どういう場合でしょうか。 ご意見をお聞かせください。 まず、話を進める前に「データ」と「正解」を