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スマホ脳?それってほんと?洗脳されないためにできること

スマホに脳をハイジャックされてしまう。
精神疾患や集中力の低下はスマホによる影響だ、
と訴えた「スマホ脳」という本が、去年(2021年)売れました。

これを読むなり、わたしもスマホをいじるのが怖くなりました。
さっそく、スマホを1日にどれだけ見ているか、調べてみたのです。

その結果、
なんと、休日に9時間もスマホをみていました。
9時間って起きてる時間のほとんど・・・。

そのうえ、自覚なし。
子育てに家事に、忙しいつもりでいました。

でも、精神的な錯乱や集中力の低下って、本当にスマホの影響なんでしょうか。

昔、ゲームばかりしてるとバカになる、
なんて言われていた時代がありましたよね。
その前はテレビばかり見ていると・・・、だったとか。

ゲームばかりしている頭のいい友達、結構いましたよ。

もっと遡ってみると、
ショーペンハウエルというドイツの哲学者が「読書について」という本で次のように言っています。

そのため、時にはぼんやりと時間をつぶすことがあっても、ほとんどまる1日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でものを考える力を失っていく。

「読書について」ショーペンハウエル 岩波文庫 p128

これって、”本”ばかり読んでると
頭を”本”にハイジャックされますよ、ということですよね。

そうならないためにはどうすれば良いんでしょう。

ショーペンハウエルは、前掲の「読書について」の中で
自分の力でものごとを考える習慣を忘れないことが重要だ、と言っています。

つまり、「スマホ脳」という”本”にも、
思考をハイジャックされている、
ということになりそうです。。。

ただ、私は10年ほど前に、
年齢の割に、もの忘れがひどくなった時期がありまして、
本能的に感じ取ったのが、
スマホ、しかも、スマホのゲームが原因じゃないか?というものでした。

ゲームをやめて、(紙の)本を読むようにしたところ
認知や記憶、思考の明晰さが戻ってきた実感があり、
スマホのやりすぎで脳が麻痺するのではないか、
という仮説を抱いていたのも事実です。

もっと言うと、精神が健全性を取り戻して悩みが減り、
対人関係がなんとなくうまくいくようになって、
発想力や表現力、論理的考察力があがってきたかな?
と思えるのは、自分が考えたことを紙に「書く」という習慣を始めてからではないか、という実感があります。

結局のところ、
自分の体験、自分の力で考える時間、自分自身と対話する大切な時間が
「スマホやテレビやゲームや本に、奪われないようにしましょう」
ということではないでしょうか?

(仕事のしすぎもだめっすね。)

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