チョコレートプラネット・長田さん

今回はチョコレートプラネット・長田さんのホロスコープを分析します。


長田さんネイタルチャート分析

チョコレートプラネット・長田さん

1980年1月28日生まれ

京都府出身

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※出生時間が不明なため通常は午後12時に設定しますが、後述の予測結果に基づいた出生時間に設定したチャートです。


上記のチャートと長田さんの特徴を照らし合わせていきたいと思います。


・無限のイマジネーションとスピリチュアリティ

 長田さんが主にネタ作りや企画を担当しているチョコレートプラネットには独特のスタイルがあります。長田さんの無限とも思えるイマジネーションによって作り出されたコントや企画の数々です。

「一体どうやって思いついたのか?」そう尋ねたくなるような突拍子もない発想を次から次へとひらめき、スマートフォンのメモ帳に書き留めているそうです。

 長田さんがひらめくのは無意識の時、つまり月を使っている時です。

長田さんの月は非常に強力です。双子座の月が射手座の海王星がオポジションになっていて、さらにその海王星は天秤座の冥王星とセクスタイルになっています。加えて乙女座の土星とスクエアです。

無意識やプライベートを表す月を、イマジネーションや目に見えない世界を表す海王星が真向かいから引っ張り、その海王星は冥王星から強く底のないエネルギーを注がれています。

目に見えない世界からふと無意識に降りてきたアイディアを形にして世に送り出すことができているのは、乙女座の土星のおかげです。イマジネーションという形のないものを、世の中の多くの人が目で見て分かるコントや動画などの形に辛抱強く整えて仕上げるという役割を果たしています。

 また海王星と冥王星のアスペクトはいわゆるスピリチュアルアスペクト、霊感アスペクトと呼ばれており、目に見えない世界と繋がりやすい・身近に感じやすいという特徴があります。

長田さん自体に霊感や第六感などがあるかは分かりませんが、YouTubeでは「いわくなしシリーズ」「ノンパワースポット巡り」、最近クラブハウスで「スピリチュアルエンペラーの人生導き」を配信するなど、上記海王星-冥王星アスペクトの影響が強く感じられます。


・飽き性でありアイデアマン

 長田さん・松尾さん共に度々口にする通り、長田さんには「飽き性であり、ゆえにアイディアが次々と出てくる」という特徴があります。

長田さんの出生時のチャートでは上記の双子座の月・射手座の海王星に加え、魚座の金星・乙女座の火星もタイトなオポジションになっており、グランドクロスを作っている状態です。また、双子座・乙女座・射手座・魚座はいずれも柔軟宮の星座です。「何にでも合わせて変化することができる」という特徴がある柔軟宮ですが、それゆえに「変化しないことができない=一つのことを続けることが難しい」つまり「飽き性」という特徴となって表れています。

月は無意識、海王星はイマジネーションを表しますが、金星は「何を楽しい・美しいと感じるか」、火星は「どう頑張りたいと感じるか」を表します。

この4つがいずれも柔軟宮にあり、それぞれにアスペクトを取り合っているために長田さんはアイディアが次から次へと常に湧き、アイディアを形にし終わると飽きて興味を失ってしまい、また次のアイディアを思いつくということを繰り返しているのです。


ハウス予想

ここからはハウス予想を伴った考察になります。

まずアセンダントを予想するにあたって考慮した特徴は以下です。


・肩幅が異様に広く、色白

 長田さんのことを知っている人も知らない人も、長田さんをパッと見た時にまず思うことはおそらく「肩幅が広い」です。その次か次の次ぐらいに「色白」が来るでしょうか。

アセンダントが蟹座の人は「体の一部分だけが大きくなる」場合があり、同時に「色白の人が多い」とも言われます。


・人間関係が排他的な雰囲気

 長田さんは15年以上の芸歴を持つにも関わらず、芸能人の友人がパンサーの向井さんしかいないとよく口にしています。

また、コントや企画のコラボをする際にはかなり慎重に人選をしているように見受けられます。旧知の仲である程度ではおそらくダメで、本当に笑いのセンスがあって他の条件も良い人を選んでいるのではないでしょうか。ここ最近売れてから色々な人にコラボをお願いされることがあるようですが、「コラボをしたらチョコプラにどんなメリットがあるのか?」とビジネスライクに断っているところはディセンダント山羊座の特徴のようにも思えます。


・モノマネの才能

 松尾さんの才能がずば抜けすぎているため、チョコレートプラネットでモノマネと言えば松尾さん、といった印象ですが、長田さんにも高いモノマネの能力があります。

蟹座のアセンダントの人は「模倣」がキーワードになります。無意識に何かを真似していたり、モノマネが得意だったりします。

モノマネもそうですが、長田さんの場合はしばしば「6秒クッキング」の動画などで松尾さんが一生懸命大きい口を開けて何かを食べようとしている時に、その松尾さんの姿を見守りながらなぜか長田さん自身もおそらく無意識で口が開いていたり、同じ表情になっていることがあります。

これに関しては月と海王星のアスペクト(自他の境界が曖昧になりがち)の影響もあるかもしれませんが、蟹座アセンダントの影響と見ていいと考えます。


上記の特徴によりアセンダントを蟹座に設定した結果、チャートの内容が以下の特徴とも合致するようになりました。

・お笑い芸人という職業

 食い扶持を得るための日常的な労働を表す6ハウス海王星が入りました。海王星は曖昧なもの・ふわふわした状態も表します。6ハウスに海王星が入る人が会社勤めなどをすると、日常的な労働に対してふわふわした姿勢になり会社員に向かなくてすぐに辞めてしまいます。

長田さんの場合はお笑い芸人という、イマジネーションを生かす勤務形態が定まっていない職業を選んで続けることに繋がっています。


・芸術的なコント

 上記「6ハウスの海王星」と合わせて、魚座のMcと近くにある同じく魚座の金星についても見ていきます。

 Mcはその人の社会的な到達点を表し、長田さんの場合は魚座的な分野・姿勢で社会的に存在することを目指します。魚座の守護星は海王星であり、魚座もイマジネーションや曖昧なもの、また芸術を表します。目に見えるこの世界にまだ存在しないイメージを絵画や音楽などの形に落とし込むのが芸術です。

魚座のMc近くにある(カルミネートしている)金星もまた芸術を象徴しますが、魚座の金星は特に品位が高く、金星が持つ力を発揮しやすくなります。

 チョコレートプラネットのコントや動画はよくシュールと表現されますが、見ている人を笑わせるだけでなくどこか夢の世界を見せるような、インスピレーションのある制作物の数々は芸術的と言えるのではないでしょうか。


・プロデューサー的な才能と「漫才よりコント」「あっち向いてホイ」

 特にここ最近の長田さんはTV番組「有吉の壁」の企画内で発表した「TT兄弟」が大流行したり、「美炎」の動画があっという間に100万再生を超えたりと、突出したプロデュース能力を持っていることが明らかになっています。

 ここで気になるのは、いずれも「長田庄平」という人物自体ではなくて、長田さんがプロデュースして自ら、また松尾さんや他の芸人さんが演じるキャラクターが世に広く受け入れられているという点です。

 アセンダントを蟹座に設定した長田さんのネイタルチャートでは、自己表現などの分野を表す5ハウスがインターセプトになっています。インターセプトになっているハウスは開花に時間がかかります。自分自身を表現するということがなかなかストレートにできず、またやってみてもすぐには上手くいかない可能性があります。

 コンビでやるお笑いは漫才とコントに大別されますが、漫才は芸人さん自身のキャラクターを生かしてしゃべくるタイプが多いです。コントはどちらかといえば、芸人さん自身が持つ色を押し出すタイプよりは、設定ごとに演じるキャラクターを変えていくタイプが多いように思います。

 チョコレートプラネットに関して長田さんは「漫才はやろうとしてもできないのでやらない。コントだけやっていく」と度々発言していますが、その原因は上記の「インターセプトの5ハウス」にあるのではないか? と考えました。漫才は自分自身を表現することがある程度必要と思われるため、自分自身を表現する方法が見つけられていない長田さんは漫才を苦手だと感じるのではないでしょうか。

このインターセプトになっている5ハウスには天王星が入っており、天王星はインターネットを象徴します。この天王星は「自己への認識が強くない長田さん」が「エゴサーチしてネタを拾い、やってみる」という形で現れている面もありますが、天王星の担当サインである水瓶座は、時間によっては際どいですがこの予想では8ハウスのカスプになっています。

 8ハウスは「継承」を表します。プロデュースとは、自分が作ったものを他者に引き継いで、手放すことです。この予想チャートではここに長田さんの生き方を象徴する太陽と、太陽が示す生き方を実現するためのツールを象徴する水星が入ります。

自己表現は苦手な長田さんですが、自らが作ったものを「長田庄平」以外の「誰か」に託してプレイヤーとして世界観を完成させてもらう、そういったプロデュース能力は非常に高いのです。

水星が水瓶座の13度(数字上は12度ですが、サビアンのルール上では1度先を読みます)にあるところも注目すべき点です。

水瓶座の13度に重要な天体や重要なポイントがある人には、天性の「時代を読む能力」が備わっていると言われています。占い師に向いているとも言われる度数です。

まさに時代を読んで世の中で今なにがうけるかを考え、プロデュースし、次から次へとヒットを飛ばしている長田さんですが、その秘訣はここにあるのではないかと考えます。

 最後に「あっち向いてホイ」についてです。

 長田さんは今後の目標や夢を聞かれた際に、「番組司会者として芸能界で上り詰めるというよりかは、『あっち向いてホイ』など、誰が作ったかは分からないけど誰でも知っているものを作って遺したい」と語っています。

この夢もまさに8ハウスの「継承」を象徴するような夢です。「長田庄平」として名を残すというよりは、長田さんが「あっち向いてホイのような遊び」を作って誰かに引き継いで手放し、それが後の世にまで引き継がれていくことを思い描いているのです。


・整理整頓された自宅

 昔の吉祥寺のアパートの動画しか見たことがないのですが、若手の男性芸人が1人で暮らしている部屋で、それも動画内の企画で松尾さんがアポ無しで突撃訪問をした割には非常に整然としていて、片付いていた印象があります。また、長田さんのアパートの部屋で流しそうめんをするという企画の動画でしたが、松尾さんが部屋に水をこぼすことをしきりに嫌がっていました。

予測チャートでは「家」や「くつろげる場所」を表すIcが乙女座になります。

 乙女座はマメで整理整頓が得意です。また、綺麗好きなので汚くて雑然とした環境には耐えられません。「家」が「乙女座的な場所」になるということなので、綺麗に整頓された部屋に住んでいて、またその環境を汚されることを嫌うのだと予測しました。


・幼少の頃、悪さをすると父親に床下収納に閉じ込められた&閉所恐怖症

 子供の頃のトラウマについて尋ねられた時に長田さんは、「閉所恐怖症がある。原因は分からないが、小さい頃は何か悪いことをすると父親に床下収納に閉じ込められることがあった」と話しています。

 アセンダントを蟹座に設定すると、4ハウスのIc近くに土星が入って12ハウスの月とスクエアになり、さらにIcにリリスが重なります。

Icと4ハウスはその人が育った家庭環境を表しますが、とりわけどういう父親の元で育ったかを表すことがあります。そして土星は厳格さの象徴で、リリスはトラウマを表すと言われています。

12ハウスは「隠す・隠される」「見えない場所」「恐怖」を表す場所です。月は無意識やプライベート、さらに7歳頃までの幼少期のことを表します。大人になってからも持ち続ける無意識の癖やリラックスした状態における特徴は、7歳頃までに形成されるということです。

 予測チャートでは、家庭を示す4ハウスに入った土星がおそらく厳しい父親を表しており、どのように厳しかったのかというと、月が示す幼少期の長田さんを12ハウスの領域と思われる、隠された場所である床下収納に閉じ込めるような父親だったという風に読めます。「ハタチぐらいまで続いた」とのことなので、一回や二回ではなかったとすれば、Icに重なるリリスが示すように「育った家庭にトラウマを抱えている」状態になってもおかしくありません。

 また、12ハウスは本来海王星の場所です。予測チャートでは12ハウスの月に海王星が強いアスペクトを取っているので、幼少期のそういった体験が大人になっても閉所恐怖症という形で残ったのではないでしょうか。


 ざっくりになりますが、以上がチョコレートプラネット・長田さんのネイタルチャート分析&ハウス予想でした。新しく気づいた点などがあれば随時加筆していきます。

引き続き動向をチェックして分析を続けていきます。

また、松尾さんのネイタルチャート分析、トランジット考察も今後行なっていこうと思います。

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