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むすめの発達検査。


娘の出生体重は、896g、500mlのペットボトルぐらいの大きさだった。

ちゃんと育つのかなあ、身体的にも、精神的にも。

と、思わない日は無く、今現在でも心配ごとは山程あり、合間を見つけては「3歳 発達」「ASD」「ADHD」「LD」関係の記事やブログやツイートを読み漁る日々だ。

どんな娘だって愛していくけど、この先成長するにつれて「生きにくくなるのでは」「心を分け与え、与えてもらえる他者をつくれるのか」が、もっぱら主な心配ごとであり、現在の娘の課題でもあるなと先の見えない未来を眺めている。



3歳発達検査を受けて

3月初めごろ、生まれた時からお世話になっている病院ですすめられ発達検査を受けてきた。

2歳のときも受けたけど、毎年新生児内科の先生からすすめてくれるから、こんなにありがたいことない。

育てづらさの原因であったり、他の子とは違う発達だと感じていることをきちんと理解できる機会は貴重だし、今後の事を考える為にも知っておかないといけない事だし。

結果は、発達度合にばらつきが見られるようになってきたとのこと。
そして、その凹凸があることにより、全領域でみると平均の下位のレベルという結果が出た。

あー、なるほどね、そうそう。
娘、出来ることと出来ないことの差がちょっと目立つのよ。

例えば、ひらがなカタカナ読めて発音出来る、絵本の音読できても、コミュニケーションにそれがほぼほぼ活かされない。語彙が結構たくさんあるのに。

「ママとお話ししたい」と言ってくれるのだが、会話のキャッチボールが続かないことが多い。

その日の気分で1人でトイレに行ったり、自分から「トイレに行きたい、ママついてきて」等の決まった要求は言えるし、親に対しては自分の気持ちの言語表現がまあまあできるけど、友達作りのコミュニケーションが極端にできない。

信頼して、自分のことを分かってコミュニケーションしてくれる親や保育園の先生には、コミュニケーションに不都合がないから自分からもコミュニケーション取りにいける。同世代の子に興味がないわけでもないんだけど、薄い…心配になるほど興味が薄い。

他者への興味が薄い、協調性がない、したいことをしたい時にマイペースにする。

このワードを並べると図太くみえるが、実際は結構な繊細さんで、私が弟を妊娠してすぐに途端にトイトレが上手くいかなくなることがあったりした。そして、弟ができたことを言ってもいないのに、保育園で赤ちゃんができた系の絵本をよく読んでいたそうだ。

今でも、弟とのお出掛けはストレスで、いつもは大丈夫なトイレを失敗したりする。

模倣もできなくはないが、初見では無理なことが多い。そして、出来ないことはプライドが傷付くのか、したがらない。でも自分がこれはもうちょっとで出来るな、楽しいと感じたことは何度でも挑戦する。

機嫌が良かろうが、悪かろうが、初めて声掛けられたママさん等ならパニックにならず対応できる。だから検査の先生の言う事ちゃんと聞けて分かることだったら指示通る。

でも想像できてない事が起こるとピキーンと固まっちゃう。状況把握するのでいっぱいいっぱいになって、見てる方が気の毒になるぐらい。集団に放り込まれると、特にそれが目立つ。


(修正年齢:3歳0か月)
‖姿勢・運動…3歳1か月、DQ95
‖認知・適応…2歳3か月、DQ69
‖言語・社会…2歳9か月、DQ85
‖全領域………2歳5か月、DQ81

という結果の紙を渡されて、いい面、足りない面、修正月齢より下回ってる面を確認して、わかってたけどもまあまあショックであった。

何故なら、娘は頑張っているから。

出来ることは必ずやろうとしているし、親が手伝ってしまうと怒るぐらいで、身体も心も成長しよう、しようとして頑張っているのを夫と私はよく知っているから。



療育について

全体的に下位の数値が出たことで、新生児内科の先生にいくつか尋ねてみた。

Q.これは、診断名がつくほどの数値ですか?

A.診断名がつくレベルではないよ。

Q.療育を受けた方がいいレベルなんでしょうか?

A.まだ半年でも様子を見てもいいと思う。でも、お母さんが気になるなら、いくらでもいつでも紹介できるよ。


Q.先生からみて、コミュニケーションの部分どう思いますか?

A.今日見た限りでは、人見知りや照れはあるけど、看護師さんと遊べてるし大丈夫には見えるけど。家でキャッチボールしたがってよくやってるみたいだしね。


という感じで、療育は見送りになった。



加配制度について

発達検査の結果を踏まえて面談をさせて欲しいとの申し出が保育園側から出ていたので、受診後におこなった。

面談の要望が保育園側から出たこともあり、保育園の先生も娘の扱いに困っている所があるんだろうと思っていた。

面談では、新生児内科の先生から伝えられたことや、親側の気持ちをお伝えした。

・療育はまだ必要と判断するに至らないと言われたが、やっぱり親側は、同年代の子とのコミュニケーションが希薄なとこ、興味の薄さが気になっていること

・視覚優位で、先生の言うことに注意を向けられていないことが多いのではと心配だし、きっと集団行動もできていないのでは

とお話すると、同じことを気にしてくれていた様子で、ADHDっぽいよね、という意見合わせも出来た。

公立認可保育園での3歳クラスは担任が1人であり、中々付きっきりになれない現状があること、4歳クラスになると今以上の集団の場で過ごさなくてはならなくなり、娘がもっと困る環境になることを心配してお話してくれた。


そこで、加配制度の紹介があった。

保育園にいる保育士ではない保育士の方が、毎日4時間ぐらい付き添ってくれて、集団への介入の手助けをしてくれる制度で、保育園が変わってもそのまま移行できるのだそうだ(小学校には移行不可)

療育手帳無しでも申請できて、無料(めっちゃありがたい!)だそうだ。

ただし、娘ちゃんのレベルで申請が通るかどうかは不明で、市の発達検査を別に受けなくてはいけないらしく、予約も個別で取らなければいけないのがめっちゃめんどくさい。申請決まって、検査受けて、正式に申請おりるまで大体半年かかるらしい。

もう今回の発達検査でいいじゃんよ。そこんとこ柔軟にいこうよ行政よ。怒


夫に相談して、娘の生きやすさに繋がるのであれば是非申請しようということになり、その旨保育園の先生にお伝えした。




病院の先生は、まだ大丈夫じゃないかと言う。

区の保健師さんは、療育は早めにと言う。

夫は、ゆっくりでも出来ること増えてるから、そんな神経質にならんくてもと言う。

保育園の先生は、今後を心配して加配制度を利用しましょうと言う。

みんなバラバラな意見で、私がどちらに舵をきったら娘の為になるのか不安な船旅がここ1年続いてたんですけど、やっと見通しのつく舵がきれそうで安心したのでした、っていうお話でした。

申請通ればいいなあ。
そして、願わくば灯台となるような加配スタッフに当たりますように!!!!!

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