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親が言う『あなたのことを一番分かっている』は本当なの?

こんにちは、関根です。

一度は言われたことありませんか?

『あんたのことは私が一番わかってるのよ!!』って。

ママが子に言いがちなセリフベスト100には入ると思うのですが、これは本当でしょうか?

これ、僕なりの考えがありましてですね、ほとんどの場合は嘘というか、売り言葉に買い言葉というか、きっとママも本気でこう思って言ってないことが多いんですよね。

お子様のことで相談をされるお客様で、『ついつい私もカッとなってこんなことを言ってしまいました…』と仰る方がすごく多く、もちろん今回の表題、『あんたのことは私が一番わかってるのよ!!』もよくある例なんです。

本当のことを言うと、親の心子知らずであり、子の心親知らずなんですよね~。

愛する子供への思いがすべて子供に届いているかなんて、子供にしか分からないことですし、子供の気持ちだって親にちゃんと届いているかも分からないんです。

ただし、親が子供の味方になってくれたときの、『大丈夫。あなたのことはよく分かってるから、そんなに頑張らなくても良いのよ。』なんて言葉をかけてあげられる親御さんがいたとしたら、この場合はちゃんと子供の気持ちを理解してあげられていると思います。

人間、驕り高ぶってしまうと脳と心にブロックが出来てしまい、本来の能力を発揮することが難しくなります。

驕り高ぶることと自信を持つことは違います。

『ふっ、私はあなたのことをよく知ってるのよっ。けっ!』と驕り高ぶってしまうようなら、それは嘘かもしれません。

親子関係であっても、いつでも謙虚に、「自分の気持ちもしっかりと持って、相手の気持ちも聞き入れる心を持とう」と思うことが出来るなら、これは信頼される親であり、子供にもこの気持ちは伝わり、話し合いがちゃんと出来る関係になれるはずです。

子供は意外と親の本心を見抜こうとします。

何かをお願いしてそれを頭ごなしに断られた場合、『それはママが嫌だからなんじゃないの?』とか、『私のためとか言っておきながら、本当は自分の気持ち押し付けてるだけじゃない?』とか、頭ごなしに否定をしてしまうとこういう考えを持つようになります。

親子であってもそれぞれに個性があり、別々の人間です。

思考プロセスも違う、趣味も違う、異性の好きなタイプだって違うわけです。受け入れるべきところ、諦めさせるべきところ、妥協案をお互いで見いだせるところをよく考えるのが良いかもしれません。

親御さんで子育てで悩まれる方は大勢いますが、「悩む」ということは、それだけ一生懸命に子育てのことを考えている証ですよね。

人生山あり谷あり、苦しいことばかり続くなんてことはありませんから、今つらかったとしても、なんとか歯を食いしばって耐えましょう。

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