元プロダクション経営者兼エンパシストが雨上がり決死隊の宮迫博之さんの「You Tube」進出を読み解く。
こんばんは、関根です。
闇営業問題でしばらく謹慎していた雨上がり決死隊の宮迫博之さんがYou Tubeチャンネルを開設し、皆さんの前に姿を現されました。
世間では非難轟々あり、芸能界にいる方々からも「You Tubeをやるっていうのはどうなの？」という批判があるようですが、あなたはどう感じましたか？
ちなみに僕がツイートしたのがこちら。
雨上がり決死隊の宮迫さん。相当な批判があるようですが、僕はYou Tube進出は大賛成。最初の動画は微妙でしたが、その後１本観た動画は面白かった。
— 関根 浩平 (@cekineco) February 11, 2020
ちなみにテレビ時代の宮迫さんは正直あまり好きじゃなかったんですけど、You Tubeでは素に近い様子が垣間見れて、結構好きになりました。
宮迫さんのYou Tubeチャンネルは最初の動画と大物YouTuberのヒカルさんとコラボしている動画の計２本しか見ていないので、動画の内容を詳しく語ることはできませんが、僕は「大」がつくほど賛成です。
この理由についてと、闇営業問題の謝罪会見について、元芸能プロダクション経営者兼エンパシストの僕が当時感じたことをお話します。
You Tube進出が大賛成の理由
ビジネスの視点で見れば考える余地もなく大賛成です。チャンネル登録者数もものすごく伸びているので広告収入でかなりの大きな額が見込まれます。
予めお伝えしておきますが、反社会的勢力との関係を賛成しているわけではありません。
そして「嘘」を擁護するつもりもありません。
反社会勢力との関係は、正直致し方ない部分も多いと思います。芸能界にいながら、自らの意思で反社会勢力と関係を持つことは、宮迫さんの知名度と収入を考えれば、ほぼあり得ません。
宮迫さんが実際にお話していたとおりか、もしくは「本当のことを言ってはいけない何かがある」と感じたので、この部分はこれ以上追求できないと思っています。
そして僕がYou Tube進出を賛成している一番の理由は、好きな人は好きだから観るだろうし、嫌いな人は観なければ良いだけと思うからなんですね。
もっと言うと、自身のチャンネルを持つことで、テレビや雑誌では取り上げてくれない「本当のこと」を話せる場を持つことができるという面もあります。
都合の良いことだけ放送して、都合の悪いことは放送しない。
テレビはそういう世界ですが、これってフェアじゃないので僕はテレビからの情報はほとんど得ません。
恐らく宮迫さんを批判している一般人は、反社会勢力から被害に遭った被害者の方々ではなく、なんの被害も受けていない人たちです。
こういう人たちが個人を叩いて「被害者の気持ちを考えると…」や「反省してない」とか言うわけですが、ギャラとして宮迫さんがお金を受け取ったことと、詐欺グループが詐欺をしてお金をだまし取ったお金は別問題と思うんですよね。
もちろん、詐欺グループが悪いことをして得たお金がギャラとして使われた背景はあるのですが、詐欺をしたのは宮迫さんではありません。
世間はあの手この手で叩いているんだなぁと感じます。
謝罪会見で感じたこと
謝罪会見の様子が「演技っぽい」と言われているようですが、僕は演技とは思いませんでした。
ただ、演技に見えても仕方ない様子だったとは思います。
この場合、お笑いの方は不利といいますか、普段ボケることやツッコムことが多い宮迫さんにとってはすごく難しいところだと思います。
涙ぐみ方、話し方、間（ま）、表情、「謝罪会見」という場だからこそ決して自然とは言えない様子だったので、それが「演技っぽい」と思われてしまったのかなと。
あとは普通に叩きたい人が「演技だ」と言いたいだけの両パターンだと思います。
テレビ業界に復帰するかどうかについて
テレビに復帰できるかどうかについての議論もありますが、「復帰できるかどうか」で言えば、僕は99％復帰できると思っています。
一度芸能界で活躍を経験した人にとって、プライドもあることから復帰したいと思う気持ちも強いと思うんですね。
You Tubeチャンネルを大きくしていくことで宮迫さんに出てほしいと思うテレビ局は出てくるでしょうし、あとはスポンサー問題。
ここは例えば、B to Bのビジネスを展開している大手企業に番組のスポンサーになってもらい、スポンサー側に批判が来てもそんなにブランディングや収益に影響がない状態を作り出すことは可能だと思います。
B to Cのビジネスを展開している会社は今はまだ嫌がると思いますが。
相方の蛍原さんとのこともあるので、今後のテレビ復帰はまだまだわかりませんが、良い落とし所が見つかることを祈っています。
多くの芸能人がYou Tube進出を反対している理由
これはすごく簡単です。
よく、子供の夢を親が否定したり反対することがあるのですが、これを「ドリームキラー」と呼びます。
これは親だけでなく、兄弟、友達、彼氏彼女など、自分と近い関係にあればある人ほどドリームキラーになりやすいのです。
一番の理由は、「変化してほしくないから」です。
親であれば、「心配だから」「大変な思いをするから」といった理由もあります。
つまり「そのままでいてほしい」という心理が本人の夢、目標、やる気を奪っていくのがドリームキラーです。
ですから今回の場合も「宮迫さんのためを思ってYou Tubeは今はやめといたほうが…」という芸能人がいると思いますが、一番はドリームキラー要素が強いのかなと思っています。
テレビで活躍してたんだから、テレビで復帰を目指すべき。
こう思うと思いますし、今後は、
大変な思いをして売れたんでしょ？だからYou Tubeで安売りなんかしないでさ…
こういう声も出てくるかもしれません。
毎回感じる謝罪会見のナゾ
これは今回の闇営業問題だけに限らず、不倫会見、離婚会見、熱愛報道などなど、必ず謝罪の言葉があるのですが、迷惑をかけられたのは対応に追われたテレビ局やスポンサー、不倫であれば相手方であり、世間の人に謝る必要はないと思うんですね。
「世間の方をお騒がせしてしまい、申し訳ございません」
「世間の方々にもご迷惑をかけてしまい、申し訳ございません」
いつも、「いえ、騒いでないっす！」と思いますし、「僕は迷惑かけられてませんけども！」と思ってしまうわけですね。
本来は、本当に被害に遭った人や迷惑をかけられた人だけに謝罪をするのが「意味のある謝罪」になるのかなと思います。
「影響力がある人だから」という意見もわかりますが、それとこれとは僕は別問題だと思っています。
アンチやドリームキラーに負けず我が道を。
やってしまったことはきちんと謝罪もされ、出来る範囲での償いも十分されていることと思います。
逮捕案件でもありませんし、あとはアンチやドリームキラーからの圧力にどれだけ動じずに我が道を行けるかだと思います。
感情と理性が交差し、理性ではそうすべきと思ってもなかなか決断できないこともあると思います。
ツイートにも書きましたが、テレビで出演されていた時代はあまり好きではなかったのですが、You Tubeで拝見した宮迫さんは、気張らず、リラックスして素に近い状態なのかなとも感じました。
少なくとも僕はYou Tubeでの宮迫さんのほうが良いなぁと思います。
だからといってテレビ復帰された場合に批判もしませんが。
最近ヤフーニュースに宮迫さんに関する記事がちょこちょこ目に入ったので、今回はnoteにて僕が感じることを書かせていただきました。
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